右脇に人だかり・・・
この位置より後方にも田んぼのあぜ道にも、三脚構えた人・人・人

先程の大量の観光バス
もそうなんだけど、実はこの日、半年に一度の
一斉放水・
放水銃の放水訓練の日で、それがお目当て

世界遺産の白川郷でも行われてるけど、茅葺は燃えやすいのでねぇ。
その放水は、午後1時半からわずか
5分
でも、その姿を撮ろうと、1時間半前いやもっと前から、
この炎天下(この日の現地の最高気温30℃)の中、
場所取りして待ってるのってどうよ・・・熱中症になるわよ。

私は、この里を散策

この日は、放水のため人でごった返してたけど、
普段は、観光地になってるとはいえ、風情のある物静かな村だと思う。

ここの茅葺の家は、「北山型民家」と言われ、1.入母屋造りで、家の中は田の字の間取り
2.板壁、建具は板戸
3.茅葺の屋根には、千木(ちぎ・クロスした木)と雪割り(横棒)が乘る
千木は「馬のり」、雪割りは「烏どまり」とも呼ばれるそうな。
4.上げ庭と呼ばれる、外より一段高い土間がある
これらの茅葺の家は、江戸時代中期から明治初期に建てられたが、
中は今は現代風に改装されてるそうよ。
昔は中で火を焚いたから燻され、この茅葺が50年持ったそうだけど、
今は15~20年しか持たないとか。
この村の近くに茅場や茅収納庫があり、今の維持に努めてるみたいだけど、
茅葺ではなく瓦に取って代わった家もいくつかあったわ。
しっかし、この急こう配で瓦がずり落ちないのが不思議
どんな造りになってるのかしら
その方が気になったわ

先程記した放水銃が収納されてるのがこちら

これが村内に59個あるそうよ。
小さいけど、私設で藍染の展示をしてた美術館

日本国内だけでなくインドネシアやオランダの藍染も展示されてたわ。
でも、藍染の品よりも屋根裏に目が行っちゃった~

この屋根裏の造りは、同じ茅葺の白川郷の合掌造りと似てるのだけど、
家の規模が小さい感じ。
合掌造りは、屋根裏で養蚕をしてたせいか、障子窓付きで3階4階とあったし、
1つの家に大家族で住んだから、間取りも大きい家が多いのかな。
それと、ここは家と家の間が狭く、道路も車1台が通れる幅しかない。
白川郷は、棟数も多いけど、除雪のためか間が広く、
集落の中央を縦断するメイン通りには、食堂やお土産やが沢山並んでて、
村が大きいのよ。
その点、ここは村がこじんまりしてて、ちょっとあっけにとられちゃったわ。

ここは、茅葺の家の集落というだけでなく、
村の裏手に山林、前には田んぼが広がるという、日本の原風景みたいなところ。
観光として来るのではなく、
もっと普段の静かな時に、素朴さを味わいに来るのがいいのかも。

さて、今回は例外で、メインイベントの放水

残念ながらというか、放水時は村民以外は一斉退去、村外に出よとのこと。
で、いそいそと戻りかけたんだけど、
30℃の炎天下
の中、あの人混みに混じって、隙間からカメラ
構えるかと思うと考えちゃって、急遽、山沿いの脇道に変更
正面からではなく斜め横から見ることになるけど、
人も少な目で、何よりも日陰
穴場的な場所見つけちゃったわ。

では、そこで撮った放水の様子を。
午後1時半にサイレンが響き渡って、しばらくして順次水が上がり始め、
ほどなくして、村全体で水しぶき
が上がってた。
その放水は各自左右に振られたわ。
放水時間は5分とのことだったけど、それより長かったかな。
何か、放水よりもこの
人だかりの方に目が行ったわね。
ヘリコプターも放水10分前からずっと旋回してた。
放水が終わりかけたら、皆さん一斉に撤退

渋滞避けたくて我先にと車
を出してたけど、私のツアーバス
は出たくても他のバスに阻まれて、しばらくお待ちとなったわ。
それなら土産みたかったなぁ。
集合時間気にして、土産1つも買わずに即行でバスに戻っちゃったよ。

最後に、微笑ましい一場面を

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