GWももう終わっちゃいましたね~
キャンセルしたバスツアー

の代わりを
探したけど、行きたいなぁと思うツアーは催行中止が続いて、
それならマイカー
で行っちゃえと、4日に日帰りドライブ
向かった先は、お隣の静岡県・浜名湖を過ぎてすぐの浜松市
浜松では、毎年5月3~5日に、街あげての一大イベント「浜松まつり」が行われる。
端午の節句
にちなみ、長男(初子)の誕生を祝う行事で、(現在は、少子化の影響もあって、次男や女子でも祝う)
昼には「凧合戦」 夜は「御殿屋台の引き回し」と「練り」が行われるそう。
起源は定かでないけど、
江戸時代中期から、
初子
の祝い凧の風習があり、明治になり、各町の対抗意識から凧合戦が行われるようになったとか。
戦争で一時中断したけど、戦後の昭和25年に「浜松まつり」と名付けられ、
行政がかかわって、観光イベントへと徐々に進展
長い間市の中心部50町余りの参加だったのが、
昭和50年から急増して、今では3倍の174町もの参加だそうよ。
その1町ごとに、大凧を有し、法被の色柄も違うわ。
(大凧については、後ほど説明)
その凧揚げ会場・通称凧場となってるのが、
遠州灘に面した中田島砂丘にある遠州灘海浜公園のグランド
会場周辺は、交通規制でマイカー
の進入・駐車は一切禁止で、 浜松市東部にある飯田公園臨時駐車場
(無料)から シャトルバス
(片道280円)での移動となったわ。
行きも帰りも、高速道路の渋滞はそれほどではなかったけど、
予想通りというか、このシャトルバス待ちはやはり凄かった。

行きは20分、帰りは15時凧揚げ終了で一気に集中、長蛇の列で1時間待ちよ。

シャトルバスの発着場の前には、まつり会館と広場も有り、
そこでもいろいろ催しものしてたけど、一路
凧場へ(
15分)
パノラマで端から端まで写すとこんな感じ

画像の右下クリックしてね。
ここに出かけたのは、5月4日(祝・金)晴天
で、この日浜松は市内でも1日中風速7mの風が吹き、(強風波浪注意報発令)
凧場は海のすぐ傍のせいもあって、尚更南西の風が凄かった~

(写真の旗が真横にはためいてる)
その風に乗って、凧ははるか上空
半分以上がこの凧場から飛び出て、東側の砂丘の上空に揚がってたかな。
目測というか地図で測ると、一番高いので糸の長さ1㎞にも及ぶかと。
ちなみに、凧の尾

の縄
がまっ直ぐではなく曲線描いてるのは、左右に移動中
望遠でいくつかの凧をピックアップ

凧に大きく描かれてるのは、町印
左上の丸の中に描かれてるのは、先に書いた昨年生まれた初子の家紋
右下の扇形に書かれてるのは、その
初子
の名前
家紋や名前が入らず町印だけのは、町内所有のものだそうよ。
色が綺麗に透けて見えるよう、
顔料ではなく染料で描かれてるとか。
浜松の凧の大きさは、帖(じょう)という単位で表し、
美濃半紙の大判を12枚繋ぎ合わせた大きさが1帖で、1.25×1.25m
2~10帖の大きさの凧があり、最近は4~6帖が主流だそう。
凧場の周りには、各町の陣屋(控室)が軒を並べてて、
その裏側には、昨年に町内で生まれた子の祝い凧(初凧)が置かれてた。
「大凧通りま~す」と声掛けながら、担いで陣屋と凧場を往復してたわ。
こちらは、凧の糸(ロープ)を巻いた台車


こちらは、初凧を揚げる前の万歳三唱かな

初子(女児)を肩車したのがご主人で、右側が奥様かしら
こうやって町内みんなで祝ってもらえるって、いいなぁってしみじみ

浜松の凧揚げは、この初凧を揚げるだけではなく、
「
糸切り合戦」があるから面白い

糸切り合戦とは、凧どうしの糸をからめて、それを引きあうことで、
糸を擦って切るのだそう。
もちろん、切られて凧が飛んで行ったり落下した方が負け

普通に揚げるだけなら、高く上がるよう軽めの骨組みなのだそうだけど、
糸切り合戦の凧は重めで、低めに揚げるそうよ。

写真分かるかなぁ、⇩のところで糸がからんでて、
その後ろで何人もで糸を引きあってるの。
この時、どうも2つの町だけでなく3つ以上からんでて、
笛と
ラッパ
の応援合戦も凄くてね、旗持ちも駆け付けてた
その
ラッパ
が、この浜松まつりの特徴でもあって、子供は特にラッパ隊を作り、各子ども会の対抗が活発みたいね。
写真
がないのだけど、祭参加の法被を着た女性は、大抵の人が髪の毛をアップにしててね、
若い女性や女の子は、お団子ヘアーや編み込みヘアーしてたのよ。
その編み込み、かなり凝ってる子もいてね、(目が釘付け

)
あれはライバル意識からか、はたまた目立とう精神からか、

写真撮りたかったわ~
松林の中に落ちたり、
電柱・電線に引っかかったりで、
原型を留めない、再起不能の
悲惨な凧も。。。

「あぁ~落ちた~」と見てると、
若手のお兄さんが数名、
猛ダッシュで

凧追いかけて走ってた。
最初に書いたように、
1㎞も離れた所で落ちてたりで、
凧本体もだけど
ロープも道路を遮ってたりで、
回収も大変そうだったわ。
この後は、お隣の中田島砂丘を少々散策して、
夜の「
御殿屋台の引き回し」は残念ながら見ずに、帰路に。


凧揚げの記事長くなってしまったので、
中田島砂丘の写真と記事は次回ご紹介するわね。
毎度ながら、説明長すぎてごめんなさ~い

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