七宝焼き体験・ガラス胎七宝と青海波


季節遅れのご紹介になるけど、
七宝焼き体験教室の作品を、ちょっとまとめてアップ


まず、7月の七宝焼きアートヴィレッジでの作品・毎年恒例のガラス胎七宝

いつもの銅板を基板とせず、透明ガラス板を土台にして、
その上に、七宝焼きの釉薬(ガラスの粉)や銀箔を置いて焼いたもの


今年は、ガラス板の種類や焼く温度を例年と変えたそうで、
カットしたガラスの原型を半分ほど留めた作品となったわ
(例年は、ガラス板の角が溶けて丸くなる)


使用するガラス板・一人当たり3×4㎝を自由にカットして、
アクセサリー小物(ペンダントトップやイヤリングなど)を1~2点制作


私は今回珍しく
講師の作品例を真似たわ
(配色は違うけど)


その制作過程




これを焼いて出来上がったのがこちら

革紐などで下げればペンダントトップ
輪の中に帯〆を通して使えば帯留になるかな





この講座を受けた時の他の方の作品もパチリと

でも残念ながら、焼く前の状態の写真だけで、完成品の写真はありません




いつもの銅板を使う七宝焼きは当日焼き上がり、その場でお持ち帰りなんだけど、
ガラス胎七宝は焼いた後の冷却に時間が掛かるため、後日受け取りなの。

で、各自バラバラに受け取りに来るから、他の人の完成品は見れないのよ~

これら、どんなアクセサリーになったのかしらね



次に、8月の津島教室での作品・青海波のブローチ兼ペンダント

その制作過程  3㎝角の銅板使用




この「銀線で青海波を描く」ってのが、曲者でねぇ

与えられたのは、まっすぐな極細の銀線・約20㎝が1本だけ

これを自分で自由に曲げてカットしながら並べて、二重線の波模様にせよと来た


実物大の下絵(設計図とも言える)を別紙に各自描いたけど、
大半の人が行き当たりばったりで、1つずつ曲げてカットしちゃうから、
大きさは不揃いだし、銀線が足りなくなって波の数が減るか一重になってた。


皆さんならどうします

私は均等な大きさのをきっちりと10個作りたくて、良い方法を思い付いたのよ。


下絵の半円に近い太さの棒(鉛筆や筆)を探して、
それに銀線をくるくると巻き付けてみたら、ちょうど運よく10回巻けたの。





で、そのスプリング状態のを縦にカットして、同等の円を10個作り、
それを6:4ぐらいで切り分けて、4の方を丸めて円を小さくしたのよ

ふ、ふ、ふ、多少の歪みはあろうとも、バッチリ


ただね、後で気が付いた。
青海波のカーブってもっと緩い扇形してるのよ~ カーブがキツ過ぎたわ。


焼き上がって、シルバーの台に取り付け完成~
ブローチピンとペンダント用金具が両方付いたツーウェイ





私はこれこそ帯留として使いたく、帯留用金具を付けたかったけど、
とりあえず、このブローチピンで四分紐(帯〆)に留めて使うことにしたわ。



あと2つ作品紹介したかったけど、今日はとりあえずここまで。

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Comments 6

*けい*

No title

おはようございます
ガラス胎七宝の緑のグラデーションが素敵ですね!
青海波のブローチ、こちらは青の色合いが素敵です!
たくさん帯留があっていいですね^^

日向人

No title

最初のもいい色でペンダントにも帯止めに使えるのがいいね。
青海波の波ナイスアイディアね。
やっぱり揃わないと見栄えに影響するものね。
素晴らしいわ!!ナイス☆

青々

No title

> *けい*さま
つい作るなら帯留にしちゃってるけど、
肝心の3分紐や4分紐の手持ちが少なく、色が合わない!
で、なかなか使えず終いってのが実のところなのよ。
更に、最近は体がまた発達しちゃって、3分紐の長さが足りない・・・
長尺用は滅多に売ってないし、お高いし~ 問題だわ。
ナイス!ありがとう

青々

No title

> 日向人さま
青海波の波、いっそ、大小いろいろで、モダンなデザインに変えてしまえば、
不揃いには見えず、それはそれでいいのだろうけどねぇ
最初に銀線足りなくなった人が「追加が欲しい」って言ったら、
「これ純銀でお高いのだから、追加は出ません」って言われて、
遅れて作ってた私は、幸い、そこで考えてこの方法思い付いたのよ(笑)
ナイス!ありがとう

mokkoubara

No title

グリーンの作品は、グラデーションが素敵。
ひし形の直線と、溶けて丸みをおびた形もいい感じですね。
青海波の色合いは好みです~。
銀線の形も整然として気持ち良いな。
らせんに巻くというアイデアは、後から言われればなるほどと思うけど、ぱっとひらめくのがすごいです。

青々

No title

> mokkoubaraさま
例年のガラス胎七宝だと、もっと全体に溶けて角が全くない1つの塊に
なっちゃうけど、今回は半融けで、ちょっとした違いで雰囲気変わるものね。
実は、青海波のグラデーションをよく見ると、下の方に入れた紫の釉薬が、
焼いたらグレーっぽくなって、濃紺と合ってないのよ(泣)
らせんのカットは、揃った綺麗なカーブが作りたいと単純に思って、
手にしてた筆に巻いてて偶然思い付いた(笑)