前記事でご紹介した
大阪万博記念公園のお話の続き、行きま~す

出掛けたのは10月28日(日)

目的は、「太陽の塔の修理・復元された内部見学」で、
この日、他に何のお催しがあるかなんて全く考えてなかったところ、
何とこの日、
1ヶ月にわたって開かれてた「大阪文化芸術フェスティバル」の催し物の1つ
「大阪・記念公園サーキット2018」なるものが開かれてたの。
私ドライブは好きだけど、スポーツカーには全く興味なく、
その催しのために園内交通規制だなんて、はた迷惑な!と思ってたほど。
でも、その規制区域内に、大阪ならではの屋台が並んでるとのことで、
一様覗いてみたわけ。
そしたら、目の前に名車と呼ばれてるスポーツカーが並んでて、
折角だから写真撮っちゃった。
ついでに、園内走行の様子もパチリ
轟音を立てて目の前を走って行ったわ
フェラーリがお高いことは知ってるけど、
その中でもこれらの車は飛び抜けてて、億単位
十億円を越すのもあるそうな
でもね、スポーツカーに興味はなくても、私、独身娘の頃、
写真2つ目の車のようにドアが斜め上に開く「ガルウィング」の車に乗ってたのよ
1990年頃 トヨタのセラ(Sera) ご存じの方いるかしらね
昔、私の車歴として写真載せてて、その懐かしの記事は
こちら
横道に逸れ、御見苦しい姿をさらして失礼しました。

では、ようやく本題
大阪万博時にまだ生まれて
なかった人でも知ってる、
岡本太郎作の「太陽の塔」
1970年に開かれた
日本万国博覧会
(通称 EXPO'70、大阪万博)の
テーマ館の一部というか、
万博のシンボル
万博が終わった後、
記念公園として整備され、
いくつか建物も残ってた。
でも、2000年を過ぎると、
老朽化で次々と撤去され、
今なお残ってるのは、
この太陽の塔と
EXPO'70パビリオン
(当時は鉄鋼館)の2つだけ。
高さ約70m、基底部の直径約20m、腕の長さ約25m、鉄筋コンクリート製
3つの顔を持ち、正面中央の「太陽の顔」が現在、頭部の「黄金の顔」が未来、
背面の「黒の太陽」が過去を表すという。
この塔、ずっとそのまま残ってるとはいえ、内部は万博後非公開だったの。
(一時期、抽選で内部公開されたとか。ただし、耐震の関係で1階のみ入場)
耐震工事の予算が折り合わず伸び伸びになったようで、
ようやく48年ぶり公開にこぎ着けたみたい。
塔の中は空洞で、
「生命の樹」と呼ばれる高さ45mの巨大なモニュメントが中央に立ち、
単細胞生物から人類の誕生まで、各時代の生物の模型が、
その樹の周りに下から年代を追って配置されてる。

この写真は、修復後現在公開されてる内部の様子で、
内部撮影
は一切禁止なので、購入したポストカードを転載するわね
このカラフルさは当時のまま。
館内に流れてるBGMも当時と同じだそう。
ただ、耐震強化のため壁を20㎝厚くしたそうで、その分中は狭くなったかも。
だから、生物模型も忠実に復元されてるけど、数を減らしたみたいね。
一部の模型は、当時のままのがあるわ。
エスカレーターを乗り継いで、
見学しながら6階まで登り、
右腕の中を通って出ると、
大屋根の展示室へ通じてた。
(左腕は非常用階段出口だった)
私、当時塔に入場して、
壁の真っ赤と
吹き抜けのカラフルな木
そして大屋根の上に出た
ってことだけは、覚えてるの
それ以外の万博の記憶は微妙

修復では、耐震強度を考えて、
エスカレーターは撤去され、
全部階段に変更されたわ。 (障害者用エレベーター有・要予約)
現在の内部見学は、5分間隔で16名ずつ、
各階でスタッフの説明を聴きながら、進むことになるわよ。
今は当然大屋根はなく、腕から外へ出ることは出来ないので、
帰りは、この塔内の、展示裏側にある非常階段を一気に降りることになるの
その踊り場に、制作当時のパネル展示などがされてるのだけど、
非常階段はそれほど広くなく、16名が一斉に降りるから、
立ち止まってゆっくり見てるのも気が引けて焦った
膝痛って、階段上る時より降りる時の方が断然痛いのよね

手すり捕まりながらとは言え、6階分はキツかったわ~

ちなみに、万博当時の
太陽の塔と
大屋根の様子がこちら

太陽の塔の両サイド前にあるオブジェが、
同じく岡本太郎作の「母の塔」と「青春の塔」
この大屋根は、高さ30m 幅(東西)108m 長さ(南北)290m
太陽の塔のために直径54mの穴を開けた。
1979年にこの大屋根は解体され、今ではお祭り広場にそのほんの一部を残すのみ

順序が後になっちゃったけど、
内部見学でこの塔内に入る前に通るのが、
今回地下に増設された「第4の顔・地底の太陽(太古の太陽)」の展示室
万博当時あったもっと広い地下展示スペースは、万博後閉鎖され、
展示されてた地底の太陽は行方不明になり、今も見つかっていないとか。
それで、今回の内部公開では、写真などを元にして復元したのだそう。
それがこちら
顔の直径3m、全長11m (
これもポストカードの転載)
映像と音楽で背景が変わるわ。
以上が、太陽の塔の内部のご紹介なんだけど、
修復前の詳しい様子を知りたい方は、
こちらの記事がお奨めかな。
メディア対象に、修復前最後の内覧会の時の様子が、
写真多数で詳しく載ってるわ。
最後に、この
内部見学方法について

この見学は、すべてネットでの予約が必要で、当日券は一切なし。
(入場の際には、予約Qコードの提示が必要)
10時~17時までを30分間隔で区切られ、その30分間に80名まで予約できるかな。
(12月の土日のみ臨時追加され延長21時まで)
予約出来るのは4ヶ月先まで。
一度予約すると、その後1ヶ月間は予約不可
変更したい場合は、まずキャンセルしてからでないと、直ぐには取れない仕組みよ。
今年の3月19日から公開が始まって、
夏頃
までは4ヶ月先まで全く予約が取れない状態が続いてた。
土日は特にだけど、
4か月先の日が予約可能になると同時に、その日のうちに埋まってたから。
団体ツアーや学校関係が差し押さえてる日時もあるしね。
今はだいぶ落ち着いて、土日なら2月以降、平日なら11月でも取れるかと。
入館料は大人700円(別途、記念公園自然文化園入園料250円)
基本的に毎週水曜休館
参考までに、詳しい内容や予約は
こちら(太陽の塔オフィシャルサイト)
長々と最後まで読んでくださった方、お疲れさま、どうもありがとう

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