3月に入って、我が名古屋地方は平年よりは暖かい日が多く、
ソメイヨシノこそまだ咲かないけど、街中では他種の桜
や木蓮が咲き出してる。
ただ、晴れたり
雨が降ったり
日々目まぐるしい天気が続いてて、今日は久々に横殴りの北寄りの西風
が吹き荒れ、ちょっと寒い。
ベランダのハンギング類の植え替えをしたいのだけど、
30年近く花粉症
の私は、もう毎日目が痒くて涙うるうる
こんな吹き荒れる中、外に出る気がしなかったわ。
でも、先週末は車を走らせて、三重県伊勢の二見へ


朝寝坊して出発する時間が遅くなったものだから、
東名阪自動車道の
四日市~鈴鹿~亀山のド渋滞にハマって疲れた~

17日にその区間と並走する
新名神が開通したら、少しは緩和されるかしらね

二見に行ったのは、10日まで開かれてた「雛めぐり
」が目的なんだけど、いろ~んなお雛さまをご紹介する前に、
二見のご紹介を
伊勢・二見と言えば、夫婦岩(めおといわ・みょうといわ)が有名
日没近い夕方に撮ったので、ちょっと暗いけど、
伊勢神宮から北東約8㎞の海岸二見浦(ふたみがうら)に夫婦岩はあり、
長さ35m・重さ40kg・太さ10㎝の5本からなる大注連縄(しめなわ)で結ばれ、
この注連縄は、年に3回取り替えられるそう。
伊勢神宮には何度も行ってるけど、
この夫婦岩は小学校の修学旅行以来、実に40年ぶりに見たわ。

今の愛知県下の公立小学校の修学旅行先は、ほぼ京都・奈良なんだけど、
私が通ってた当時の一宮市の小学校は、悲しくも伊勢志摩だったの。
夫婦岩の傍にはいくつか奇岩も見られ、
その1つが烏帽子岩(えぼしいわ)、今では通称「
蛙岩」

この夫婦岩の傍に立つのが、二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)
二見興玉神社は、
猿田彦(サルタヒコ)大神と宇迦之御魂神(うたのみたまのかみ)を祭神とし、
この夫婦岩より沖700mの海中に沈んでいる猿田彦大神に縁の興玉神石がご神体
夫婦岩は、その興玉神石と日の神(天照大神)を拝むための
鳥居の役目だそうよ

猿田彦大神の神使が「
蛙」
で、この神社の周りには蛙
の置物がいっぱい。
手水舎
も蛙で、手前の蛙に水を掛けると願いが叶うとか。(満願蛙)
この夫婦岩から西に延びる海岸が、二見浦(ふたみがうら)
二見浦は、伊勢志摩国立公園に属し、国の名勝の1つであり、
伊勢神宮参拝の禊ぎ場でもあったの。
だから、お伊勢参りは、内宮の前に外宮からと言われるけど、
さらにその前にこの二見興玉神社から参るのが正式で、
「浜参宮」と呼ばれるみたいね。
この二見浦の前には昔から旅館などが建ち並ぶのだけど、
その1つが、1887年(明治20年)に皇族や要人の宿泊施設として建てられ、
今は国の重要文化財となってる「賓日館(ひんじつかん)」
唐破風の正面玄関を有し、明治44年からは二見館の別館として、
その後2回の大増改築を経て、1999年まで使われてた。
歴代利用された皇室の方々
正面玄関 建物は木造2階建て
ちょっと余談になるけど、
玄関軒先には、この

「蘇民将来子孫家門」と書かれたお札の
注連縄が飾られてた。
これ、伊勢の町の多くの家に見られるのだけど、
「蘇民将来伝説」から来る厄除けの風習で、お正月に限らず年中飾られてるそう。
庭園もしっかりとお手入れされてたわ。
2階の大広間
2月4日(月)~3月10日(日)の期間
「第15回 おひなさまめぐり in 二見」のメイン会場の1つとして
この賓日館が使われ、
この大広間をはじめ全室にて、とりどりのお雛さま
が展示されてたの。
3月3日桃の節句はとうに過ぎちゃってるけど、
その模様は、別記事にてアップさせてね~

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