我が名古屋地方、先週は冬に戻ったような気温だったけど、
一昨日から急上昇
昨日は今年初めて20℃を越え、21.7℃まで上がった。
この陽気、長続きはしないようだけど、桜
の開花はどうなるかしらね
さて、話は変わって、
「おひなさまめぐり in 二見」の賓日館で展示されてた数々のお雛さま
前記事では、歴代のお雛さまや珍しいお雛さまをご紹介したけど、
後半のこの記事では、変わり雛の「平成を振り返る『皇室雛』」と
伊勢地元の
和紙人形作家・阿部夫美子さんのお雛さまをご紹介

まずは、平成を振り返る『皇室雛』と題して展示されてたお雛さま

皇室の方々が宿泊の時に使われた「御殿の間」に、
皇族が実際に着用された束帯(そくたい)や十二単の色や柄を
忠実に再現した衣装を着たお雛さまが、4組並んでた。
正面に飾られてたのは、
大正天皇・平成天皇とその皇后たちの、それぞれ即位の礼の時の衣装
実は私、十二単には目が無くて、表着や五つ衣の襲色目(かさねいろめ)に興味津々
もう30年も前になるのに、この皇后さまの衣装はよく覚えてる。

この時50代でいらっしゃって、それにふさわしい色合いだなぁと。
それに比べて、大正の貞明(ていめい)皇后さまの色合いは若い印象で、
調べてみたら、
この時貞明皇后はまだ28歳とのことで、なるほど~と納得
(ご結婚は15歳だったそう)
ただ、どちらの皇后さまも既婚者なので、長袴は緋の袴(真っ赤、朱赤)
それに比べて、ご成婚の儀の時の袴は、
未婚を示す濃き色(こきいろ・濃紫)
(平安時代、女性の袴は歳を取るほど赤く明るくなったとか)
こちら
もしっかりと記憶に残ってるわ、雅子さまと紀子さまの十二単
同じ色調でも色の濃さがそれぞれを物語ってるなぁと当時思ったものよ。
(実際のご性格は知らないけどね・

)
男性の束帯の袍(ほう)の色は、位によって色が決められており、
(時代によって変化)
天皇は黄櫨染(こうろぜん)、皇太子は黄丹(おうに)、それ以外は黒だとか。
もう1つ、今年の賓日館の展示の目玉になってたのが、
先に述べた
阿部夫美子さんの創作和紙雛展
この作家さんの代表作が日本神話の神々で、
が「月読命(ツクヨミノミコト)」(館内の資料室に「
倭姫命」があったけど、そちらは撮影禁止
)
雛展の方は、説明はなしで撮ってきた写真を一気にご紹介

これら全部、和紙で作られてるのですってよ。

話変わって、余談になるけど、
雛めぐりの期間中、この賓日館では日替わりでいろいろなイベントが行われてて、
この日行われてたのは、「犬筥(いぬばこ)の絵付け」
実は、この体験が目的で、雛祭りもとうに過ぎた9日にわざわざ出かけたの。

本来の張り子ではなく、犬型の素焼きの陶器に、
釉薬ではなくカラーマーカーとスタンプを使って絵付け。
(焼かずにそのままで完成)
犬筥のこの顔が幼児の顔だとは知らず、、、
見本を真似ようにも、丸みのある面に下書きも無しで顔を描くのは難しくて、、、
正直言って、全くの不出来な作品で不本意だけど、出来上がったのがこれ

横幅10㎝弱×高さ10㎝強あって、思ったより大きいわ。
最後に、余談をもう1つ
朝寝坊とド渋滞
で、ここ二見に着いたのが既にお昼過ぎ
でも、昼食
抜きで見学と体験を優先して、ようやく食事にあり付けたのは午後3時半過ぎだった。
一様、伊勢志摩の郷土料理「手こね寿司」と「伊勢うどん」を食べてきたわ。
手こね寿司は、元は伊勢の漁師飯
で、 少し甘めのタレに漬け込んだカツオやマグロを酢飯に盛ったもの。
私が食べたミニセットは、上に載ってるカツオがちょっと少ないな~と思ったら、
酢飯の中にも混ぜて合ったわ。
伊勢うどんは、たまり醤油に出汁を加えた黒いタレに、
もちもちの太めの茹でうどんをからめて食べる。 薬味は刻み葱のみ。
今回私は、この二見だけで、何度か行ってる伊勢神宮に参らなかったけど、
もし、2月から3月上旬にお伊勢参りにくるのなら、
門前のおはらい町だけでなく、
この
二見・夫婦岩と賓日館に寄ることをお薦めするわ。
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