伝統工芸・加賀のゆびぬき体験講座

例年、どんなに猛暑であろうと残暑が長引こうと、
彼岸花は、その名の通りお彼岸(9月23日)には咲いてたのに、
我が家のプランター植えの彼岸花は、今年は大幅に遅れ、25日に1番花

ブログ 9月26日その7

続いて昨日、黄色の彼岸花と薄ピンクの彼岸花も咲き始めたけど、
綺麗に咲き揃ったら、改めて紹介したいと思うわ。


さて、本題

皆さんは、「加賀のゆびぬき」ってご存じ

裁縫道具の1つであるゆびぬきを、
加賀友禅のお針子たちが、余った絹糸や布や真綿で作ったのが始まりだとか。

表面を絹糸で飾り刺繍をするって点は、伝統工芸の手まりに似てるかな。


今回、ヴォーグ学園名古屋校の秋の1day教室に「加賀のゆびぬき」があったので、
それに参加してみた

昔、手まりの体験教室は、どこでだったか一度受けたことがあり、
(その時の記事はこちら
その体験は、基礎の玉は事前に用意されたものだったけど、
飾り刺繍(基本的な菊模様)は、あらかた講座の時間内で仕上げたのよ。

今回のゆびぬきは手まりより小さいから、同じく時間内に出来るだろうと思ってたら、
用意されてたのは、9割がた出来上がってて、最後の一部を体験というもの。

だから、初め見た時は、えっ もう、模様が出来ちゃってるじゃない…と内心がっくり

でもやってみたら、ははは、とても2時間半で出来る代物ではなかったわ


用意されてたのがこちら
今回は体験用のミニサイズで、実際のゆびぬきとしては使用不可

ブログ 9月26日その1

完成~

ブログ 9月26日その2


この1day講座を受けたのは、私より若い方から80代の方まで、全部で6名

私は幸い、最初先生に見てもらっただけで問題なく完成して時間が余ったけど、
予想外に途中でやり直してる人が多く、この10本分だけで時間いっぱい。

こういう実技物は、ワンツーマンで教えてもらわないと、なかなか進まず、
通常の定期教室も同時進行してて、先生一人で10名に対応してるのだから、なおさら。

9割方出来上がったのが用意されてたのが、よ~く理解出来たわ。


ちなみに、この輪っかの土台も,本来は全部自分で作るのだそうで、
厚紙(官製はがき)を細長く切ったものを何重にか巻き、
その上に真綿を巻き、表面を和紙で包むのだそう。

詳しく知りたい方は、こちらこちらが参考になるかしら。


ただね、これを作り始めた最初は、
この小さな輪っかを支え持つ左手に、変な力が入っちゃって、
指が反り返って引きつりそうになったのよね。
慣れたら、そうでなくなったけど。

ここ最近、ガーデニング中やパーチメントでもこれが起きてて、要注意だなぁ



この「加賀のゆびぬき」にはいろいろな模様があり、
オリジナルを図案で描き起こして作る場合もあるのだとか。

先生が用意してみえた色とりどりの見本を、写真に撮らせてもらったので、
ここで、ずら~っとご紹介

ブログ 9月26日その3

ブログ 9月26日その4

ブログ 9月26日その5

ブログ 9月26日その6


これ全部、糸の交差だけで模様が浮き出てるの

さて、あなたはどれがお好みかな~


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Comments 6

けい

おはようございます

おはようございます、彼岸花、庭のは早々と咲きましたけど
あぜ道のは少し遅いような気がします、ただいまやっと咲きそろいつつあります
わが家の白も蕾です

さて、加賀のゆびぬきって知りませんでしたよ~
先生の見本、圧巻ですね~美しい手仕事ですね
糸も時間もかかりますね^^

日向人

これって模様の配分自分で決めながら作っていくの?
それじゃ慣れないうちはいびつな模様になったりしないの!
それにしてもこんなに小さい物に緻密な作業をしていくのは
とても私向きではないな~これだけの模様を作る方は凄いと思う。

  • 2019-09-28 (Sat) 09:37
  • REPLY
もっこうばら

模様だけでも、凄い数ですね。
小さい指ぬきに、刺繍となると大変そう。
模様一つが小さいので、きれいに仕上げるには時間がかかるのがわかります。
チョーカーとても可愛くて、いいですね♪

彼岸花、我が家もやっと咲きましたよ。

青々
青々

To けいさん

あら、けいさんとこのお庭の彼岸花は早かったのね。
でも、他は我が家と同じぐらいなんだ。

加賀のゆびぬき、ご存じなかったですか~
金沢では「加賀てまり毬屋」がてまりと共に有名かな。
これ、かんざしにもなってて、普段使いにもなかなかいいわよ。

  • 2019-09-28 (Sat) 16:55
  • REPLY
青々
青々

To 日向人さん

これ、1周分を、帯上というか長方形の方眼紙に描いた図案があって、
オリジナルの絵柄もまずその図案を描いて、それを元に刺すみたい。
基本は1周を8等分して、土台の輪っかに巻いた和紙にその位置を記すので、
大体の位置は決まるけど、糸の引き方や詰め方で、形はいびつになるみたい。
細かな作業なので、老眼鏡や拡大鏡は必須(笑)
日向人さんとは逆に、私はこういうの大好きかも。
この使い道がもう少しあったら、のめり込んでると思う(笑)

  • 2019-09-28 (Sat) 17:19
  • REPLY
青々
青々

To もっこうばらさん

写真見てると、すごい柄の数でしょ。
でもよく見ると、配色変えるだけでまるで違うものに見えてるのもあるわ
普通の手縫い用絹糸1本1本を並べて模様にしてるから、
小さい割には時間が掛かるけど、これ面白いわ~
作業の場所選ばないし、材料代もそれほどかからないのもいいかも。
でも、お店で売ってるのは結構いいお値段してるの(笑)

もっこうばらさんのところも彼岸花咲いたのね。
やはり今年はどこも遅めかしらね。

  • 2019-09-28 (Sat) 17:32
  • REPLY