パーチメント作品・制作途中その6
パーチメントクラフトの教室再開は、決まったものの、
写真は、作り直しの途中過程で撮影
授業料の都合もあって来月からとなり、今月も各自自主制作を継続
でも、
4日に緊急事態宣言延長が出て、今月はまた休講と聞いた時点で、
気力がプツンと切れ、あれからあまり進んでない。

それ以前に作ってあった部分に加え、とりあえず、振袖の地となる部分だけは制作したので、
今日はそれをご紹介

「制作途中その3」の記事(こちら)でご紹介した
振袖元画から加工して作った「地バージョン」から、各パーツをトレースしてカット
地バージョンの絵柄は「雪輪重ね」
本当は、「王朝継ぎ紙」のように、
各パーツごとにきっちりと切り抜き、重ねるのはその境目2㎜だけにすべきなんだろうけど、
雪輪の場合、輪郭線の丸いくぼみ部分の切り貼りが大変なので、
文字通りの「重ね」貼りに変更
ただし、
右上端から左下端に向かって、順次重ねるところを、
パーチメント用カラー用紙は半透けのため、色の薄いものから重ねることにし、
雪輪の輪郭外を重ねた部分も有りよ。(例・赤地部分)
一番色が薄いベージュを、振袖型の土台として、各パーツを重ね(仮置き)
元画の「地バージョン」と並べてみると、
(元画の地バージョン、PCの画面で見るのとプリントアウトでは色が違っちゃった~)
土台としたベージュの用紙が薄く、下の背景色によって色が微妙に変わり、
同じ白でももう少し黄色味のある紙の上に置くと、こんな感じ
で、

少しは元画に近くなるかな

これは、最終的に、花模様全部重ねてから、バランスみて検討ね。
この各パーツの中で、右上の「紫地に白の変形七宝文様のパーツ」について、
その制作過程をご紹介すると、
実は初め、この「地バージョン」を作らずに、
基本の「元画」から直接、紙をずらしつつトレースして、
それを太めのエンボスペンで加工して、このパーツを作ったの。
エンボスペンは極細から極太までいろいろある
当然だけど、太いエンボスペンは、太くボケた白塗り状態になり、
それを真っ白にしようと何度も擦ると、線がはみ出し図案の繊細さはなくなる
七宝の中の梅模様は、輪郭を細ペンで取らずにいきなり太ペンで擦ったから、
逆に貧弱な梅になっちゃって…
出来上がったのは、雑で元画と別物
(後に掲載の比較写真見ると一目瞭然)

先生に見せたら(このパーツだけ、すでに休講前に制作)、
予想通り渋い顔
されて、作り直しと相成ったわ。

作り直しは、きちんと「地バージョン」を作って、それを元にトレース

作り直しは、一段階細いエンボスペンを使って、丁寧にエンボス加工
違いが歴然よね

これをカッターでカットして、重ねてみた。
紫の紙の写真を見てお気付きかもしれないけど、
パーチメントクラフトのカラー用紙(厚手のトレーシングペーパー)は、
表と裏で結構色が違う。
それは、染色された面と、それが透け見えてる面(塗料が載ってない面)の違いで、
塗料が載ってる面は光沢がある代わりに、擦っても白くならなず、
塗料が載ってない面(一般でいう紙裏)は、擦ると真っ白になる。
その仕組みを利用して、七宝柄の部分は作ったのだけど、
左下の鹿の子(疋田・ひった)部分の黒は、
真っ黒地を優先して表にするとエンボスしても白が浮き出ず、
裏面でエンボスの白を優先すると、地が真っ黒でなくなるので、使えないの。
もっともそれ故か、もともと黒のトレーシングペーパーは、パーチメントでは売ってない。
代わりに、それより薄地の黒ペーパーはあるけど、
両面塗装で、白エンボスがくっきり出ず、
強くエンボス加工すると紙が破れるという欠点がある。
それ故、このパーツはエンボス加工で作るのを諦めて、白ペンで描き、
鹿の子絞りの特徴である凹凸感を表現するのは諦めたの。
ややこしい説明でごめんなさい~~~
興味のない方、読み流してね

これらのパーツを貼り合わせるのは、来月先生に確認してからになるわ。
それまで、前に載せた八重桜と菊のパーツをひたすらカットだわね。

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