新型コロナによる外出自粛・ステイホームのせいで、ただでさえ出不精の私が、更に家に引き籠り、
パーチメントクラフトの制作作業は確かに捗った。
でも、年々集中力が続かなくなったのと、制作期限がないことに気が緩み、
(この作品の展示予定は、来年5月の作品展 まだずっと先よねぇ)
まさにコツコツの作業で、1つの作品を完成させるのに何日かかっているのやら~💦
時折、制作途中を記事アップしてた、着物型5種の連作が、
足掛け10ヶ月も掛かって、ようやく完成にこぎ着けたわ
正しくは、これから額装に出すので、完全な完成はまだ1ヶ月以上先だけどね。
1つの額に収めた様子は、出来上がってきた時にご紹介するけど、
今日は、額装する前の個々の完成品をご紹介
着物型5種というのは、
色・柄つけによって分けられる女性の着物の中から、代表的なもの5種類をピックアップしたもので、
着物の格の順に上げると、「黒留袖」「振袖」「訪問着」「小紋」「紬」
昨年まで25年以上「着付教室」に携わってきて、
着物の集大成を、パーチメント技法の集大成で作りたいと思ったの。
集大成な~んていうと、ちょっと大げさだけどね
本物の着物の色や柄を、ミニ着物に縮小して作ったのではなく、
約14㎝の着物型にそのイメージをデザインしたものなので、あしからず
ではまず、ミセスの第一正装である「黒留袖」(制作途中のようすはこちら)
着物の知識から言うと、黒留袖と訪問着に使われる柄は共通なとこがあるけど、
5種類それぞれ違う趣向にするため、
今回の黒留袖は、祝いの席に相応しい金彩
で、宝相華(ほうそうげ・正倉院文様)に。
制作過程の続きとして、
黒の専用トレーシングペーパーに、透け防止で黒紙(マット紙に黒印刷)を裏打ちして、
着物型にカットし、我が家の家紋である「洲浜」を白インクで記入
(本来、黒留袖は五つ紋で袖部分にも紋が必要だけど、デザイン上省略しました)
金彩模様を描いたパーツにも、同様に黒紙を裏打ちしてカット
剥げ落ちた金彩を修正して、着物型にレジンで貼り付けたわ。
次に未婚女性の第一正装である「振袖」
制作途中その6で紹介した地の着物型が、積み重なってこうなりました~
シャドーボックスとも違い、紙の押し絵って感じかしら
3つ目にご紹介するのは、一般的な正装である「訪問着」
振袖や留袖の華やかさと区別して、上品な優しい色柄で表現
柄は「秋草」 でも、重ねたグラデーションの色合いは「春」のイメージかしら
他の着物とのバランスを考えて、
制作途中その7でご紹介したレインボーパステルを少し色濃くし、 横幅を1割縮小して、印刷し直したものを重ねたわ。
記事が長くなりそうので、残り「小紋」と「紬」は、次の記事にてご紹介するわね
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