パーチメントクラフト作品・着物型5種その2

前記事に引き続き、出来上がったパーチメントクラフト作品・着物型5種のうち
残りの「小紋」と「」の作品をご紹介

制作途中その2(その記事はこちら)として、その小紋と紬を紹介したのが昨年末で、
随分放置されてたものだわ💦


その記事でも書いたけど、改めて着物の知識をちょっと記しておくわね

前記事に載せた「黒留袖」「振袖」「訪問着」は正装で、改まった席に着るのに対して、
小紋」や「」はカジュアルな普段着

小紋」は染めの着物で、白生地に柄を染めたもの
」は織りの着物で、染めた糸を織って柄を出したもの

どちらも柄の上下はなく、見頃も袖も全体に同じ柄が広がるのが、特徴かな


それを踏まえて作った「小紋」の完成品がこれ
市松模様桜柄は、それぞれ小紋によく使われる代表的柄よ。

制作途中の記事では、地である市松模様が出来たところまでだったけど、
そこに、カラートレーシングペーパーを切って作った🌸を散らしてみた🎵

ブログ 9月4日その4


ブログ 9月4日その9




」の方は、制作途中の記事で、背景に当てる紙の色を検討中としてたけど、
こちらは迷った末、横ボーダーのグラデーションの紙にしてみた。

切り抜いた矢絣模様の隙間から覗く色が、着物の上下で違ってて、単色より面白いかと。

ブログ 9月4日その5


ブログ 9月4日その12

今、制作途中の記事を読み返してて、
先生に「矢絣の先をもう少し濃くする」とアドバイス頂いたのを、すっかり忘れてたわ

もう背景の紙貼り付けちゃったから、修正が利かないよ~💦


以上ご紹介した着物型5種
載せた写真はとりあえず、全部グレーの紙を背景にして撮ったのだけど、
額装に当たっては、綺麗な色柄の「振袖」「訪問着」「小紋」の背景は濃色
地色の濃い「黒留袖」と「紬」の背景は淡色の予定

本来は、紙専門店を回って、背景となる紙(今回は出来れば和紙)を探すべきだけど、
こんなコロナ禍それも問題だし、
1つの着物型に必要な背景紙は、A4サイズで十分なので、
PCで好みの色柄のものを作っちゃいました~

まぁ、和紙っぽい凹凸のある紙もどきだわねぇ

ブログ 9月4日その13

この2色をそれぞれ3枚と2枚、A4サイズでプリントアウトして
5つの着物型に添えて、額装依頼となるわ。

縦に5つの窓が並ぶ縦長の額の予定なんだけど、額縁は額屋さん任せなので、
どんな感じに出来上がってくるか、楽しみだわ~


▷ 2021.5.25 追記

出来上がってきた額装の様子は、こちらの記事の最後参照



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額装が出来上がってきた様子は、こちらの記事の最後を参照してね。
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Comments 6

けい

おはようございます

着物の知識があればこそのクラフトですね。
紬の模様もさりげないのに、よく見ると凝ってますね。
小紋も可愛いです。
背景も作っちゃうなんて器用ですね^^

日向人

なかなかの力作ほんとに細かい作業が得意なのね。
矢絣のぼかしの部分がいいなぁと思ったわ!
額装を依頼するのも本格的で凄いです。

  • 2020-09-09 (Wed) 17:24
  • REPLY
青々
青々

To けいさん

矢絣は、3種の矢羽を色を付けずにパーチメントの技法だけでどう区別するか、
そこにこだわってみました~
小紋の柄は、自分が若い頃に市松や桜柄をよく着てて、好みがもろに出てるわ(笑)
背景は、和紙テクスチャーなどを検索しまくって、それを元に色を調節してみた。
写真加工と同じ要領だから、簡単よ~
まぁ、単に出不精のせいで、理想の和紙を探しに行くのが面倒、
作った方が楽で速いというだけ(笑)

  • 2020-09-09 (Wed) 22:14
  • REPLY
青々
青々

To 日向人さん

この作品作ってて、自分ながら改めて細かいことが好きだなぁと悟った(笑)
こんなことに打ち込んでると、ますます運動不足で体によくないことは
よ~くわかってるのだけどねぇ。
矢絣のぼかし部分は、紙の裏側から先の尖ったペンでトントンと点描のように打って白くしたものなの。
来年の作品展に展示予定なのと、5連額は特殊なので、お金が掛かるけどオーダーメイドの額装に。
作品に厚みがあると、既製の額は合いにくいわ。
でも、そう毎回お金かけてられないから、次の作品は既製の額に作品を合わせたわ(笑)

  • 2020-09-09 (Wed) 22:36
  • REPLY
Garden

まさしく、青々さんの集大成ですね。

どの作品も素晴らしいけど、着物に疎い私には5種類の違いが
とってもわかりやすくて面白かった。

クラフトのセンスはもちろんだけど、
分かりやすく説明する才能も感じます。  

青々
青々

To Gardenさん

そう言ってくださって、ありがとうございます!
一様、20年以上、着付教室で生徒さんにこれ教えてましたから~(笑)
もっと詳しい着物の産地とかになると、苦手だけどね。

やはり得意分野だけあって、作ってて今までの作品の中で一番楽しかったわ

  • 2020-09-12 (Sat) 19:54
  • REPLY