前記事で、宝相華(ほうそうげ)文様の八角額の作品をご紹介したけど、あの八角額向きの作品を作るのに、初めに考えてたのは「円形の黒レース風」
私は人と同じものを作りたくない派で、
パーチメント図案集からデザインを決めることは滅多になく、
大抵はPCでデザインを検索して、そこから図案を起こすオリジナル派。
まぁ、PCでの検索や画像加工が好きなもので…
で、話戻して、
まず円形(多角形を含む)のデザインをいくつかピックアップしつつ、
前に作った着物型の黒留袖(その作品はこちら)に使った宝相華文様もいいなぁと。
それを額の大きさに合わせて拡大したら、レースっぽくなくなり、
黒は黒でもモノトーンで、部分的に背景の色を活かすデザインに…と変わっちゃった次第で。
八角額の作品として、あれはあれで納得の出来だけど、「黒レース」に未練でねぇ
実は、宝相華の周り(背景)をひたすらチョキチョキしてる時に、単調作業に飽きて、
黒レースの図案を物色してたのよ。
同じ八角額は使えないから、円形ではない「総レース」柄のもの
ただし、同じ柄が繰り返し並ぶのはパス(単調作業になるので嫌い
) レースらしく透け感たっぷり、言い換えると、穴あき多めのもの。
この条件でPCで画像探しまくって、見つけたレース柄の一部がこちら
その画像のままでは、トレースするのに線が非常に見づらかったので、
PC上でせっせと修正して
、A4サイズに合うようトリミングして図案を制作。
その図案を下絵にして、今回はトレーシングペーパーではなく、
パールがかったシルバーのべラムという薄い紙に、黒インクでトレース
日々、老眼が進んでるにもかかわらず、
細かい絵を書いたり色を塗ったり、職人めいたことするのに、最近ハマってる
でも、集中力が続かなくて、毎日コツコツって感じで、
とりあえず、柄部分を全部トレースしたのがこちら
この後続けて、レースらしい網目模様をトレース
細かすぎて切り抜き難そうな部分は、トレースしながら線を変えたわ
全部トレースし終わったら、太く塗りつぶした部分に、
面相筆ではみ出さないよう注意しながら黒絵の具(液体塗料)を塗り重ねる。
黒絵の具の方が発色がよく黒味が増すの
描き終わったら、紙の裏側から黒絵の具を塗った部分をエンボス加工
そして、網目も極細エンボスペンでなぞって、表に膨らみを持たせたわ。
エンボス加工すべてを終わらせた状態がこちら
上から見ると、膨らみ全く分からないわね。
さて、いよいよレースらしい網目の切り抜きなんだけど、
その切り抜くための、2本針による穴開けが超面倒で・・・
(パーチメントクラフトは、開けた穴と穴の間を✂で切るペーパークラフト)
網目の形は全部違うし、網目線の両側に付かず離れずで均等に穴を開けるのは大変。
今回特に、薄紙べラムを使ってるので、普段のトレーシングペーパーより弱くて、
油断すると破いちゃう~💦
前回の宝相華の背景の時は、穴開けより単調なカット
に気力が続かなかったけど、 今回はこの穴開けの方が続かない。 30分で根を上げちゃうわ。
果たして、これはいつ完成するのだろう
現在、この穴開け途中でとまってます。。。
ランキングに参加してます
もしよろしければ、こちらをポチっとお願いします
- 関連記事
-
スポンサーサイト
こんばんは