パーチメントクラフト 進まない穴開け

前記事で、宝相華(ほうそうげ)文様の八角額の作品をご紹介したけど、
あの八角額向きの作品を作るのに、初めに考えてたのは「円形の黒レース風」


私は人と同じものを作りたくない派で、
パーチメント図案集からデザインを決めることは滅多になく、
大抵はPCでデザインを検索して、そこから図案を起こすオリジナル派。

まぁ、PCでの検索や画像加工が好きなもので…


で、話戻して、
まず円形(多角形を含む)のデザインをいくつかピックアップしつつ、
前に作った着物型の黒留袖(その作品はこちら)に使った宝相華文様もいいなぁと。

それを額の大きさに合わせて拡大したら、レースっぽくなくなり、
黒は黒でもモノトーンで、部分的に背景の色を活かすデザインに…と変わっちゃった次第で。


八角額の作品として、あれはあれで納得の出来だけど、「黒レース」に未練でねぇ
実は、宝相華の周り(背景)をひたすらチョキチョキしてる時に、単調作業に飽きて、
黒レースの図案を物色してたのよ。


同じ八角額は使えないから、円形ではない「総レース」柄のもの
ただし、同じ柄が繰り返し並ぶのはパス(単調作業になるので嫌い
レースらしく透け感たっぷり、言い換えると、穴あき多めのもの。


この条件でPCで画像探しまくって、見つけたレース柄の一部がこちら

ブログ 2月7日その1


その画像のままでは、トレースするのに線が非常に見づらかったので、
PC上でせっせと修正して、A4サイズに合うようトリミングして図案を制作。


その図案を下絵にして、今回はトレーシングペーパーではなく、
パールがかったシルバーのべラムという薄い紙に、黒インクでトレース

ブログ 2月7日その2


日々、老眼が進んでるにもかかわらず、
細かい絵を書いたり色を塗ったり、職人めいたことするのに、最近ハマってる

でも、集中力が続かなくて、毎日コツコツって感じで、
とりあえず、柄部分を全部トレースしたのがこちら

ブログ 2月7日その3


この後続けて、レースらしい網目模様をトレース
細かすぎて切り抜き難そうな部分は、トレースしながら線を変えたわ


全部トレースし終わったら、太く塗りつぶした部分に、
面相筆ではみ出さないよう注意しながら黒絵の具(液体塗料)を塗り重ねる。
黒絵の具の方が発色がよく黒味が増すの

ブログ 2月7日その4


描き終わったら、紙の裏側から黒絵の具を塗った部分をエンボス加工
そして、網目も極細エンボスペンでなぞって、表に膨らみを持たせたわ。


ブログ 2月7日その5


エンボス加工すべてを終わらせた状態がこちら

ブログ 2月7日その6

上から見ると、膨らみ全く分からないわね。



さて、いよいよレースらしい網目の切り抜きなんだけど、
その切り抜くための、2本針による穴開けが超面倒で・・・
(パーチメントクラフトは、開けた穴と穴の間を✂で切るペーパークラフト)


網目の形は全部違うし、網目線の両側に付かず離れずで均等に穴を開けるのは大変。

今回特に、薄紙べラムを使ってるので、普段のトレーシングペーパーより弱くて、
油断すると破いちゃう~💦


ブログ 2月7日その7


前回の宝相華の背景の時は、穴開けより単調なカットに気力が続かなかったけど、
今回はこの穴開けの方が続かない。 30分で根を上げちゃうわ。

果たして、これはいつ完成するのだろう
現在、この穴開け途中でとまってます。。。


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Comments 4

けい

こんばんは

ひょえー何から何まで超細かい作業!
一度読んだだけでは全く理解不能なので再度読みました。
好きというだけでは続かない作業ですよね?
私もパッチワークの時は小さなパーツの物が好きだったけど
出来上がりは歪みまくりの超アバウトでした。
青々さんの几帳面さを見習いたいです。

日向人

読んだだけで疲れそう~って思った。
好きでないと出来ないけど好きでもこんなに細かいと出来ないかも
とても素敵な図柄で出来上がりが楽しみだわ!
大変そうだからゆっくりね。

  • 2021-02-09 (Tue) 20:03
  • REPLY
青々
青々

To けいさん

説明分かりにくてごめんなさい。
少し書き直してみたけど、
パーチメントの経験なしで、これ読んだだけで全部理解出来る方が凄いと思う(笑)
元々凝り性だったけど、引き籠りで更にドツボにハマった感じ。
でも、好きな趣味にだけ几帳面で、他のことはなってないわよ!
掃除・片付けは苦手だし、家計簿も全く付けずズボラよ~(笑)

  • 2021-02-10 (Wed) 20:36
  • REPLY
青々
青々

To 日向人さん

自分ながら、物好きな…と思うわよ(笑)
でも、日向人さんが料理に妥協がないのと同じよ~
私なら味よりも面倒臭さに市販品で済ましちゃってるもの。
幸い、5月の作品展までにはまだ時間があるから、
疲れない程度に、コツコツやるわ~ ありがとね。
ちなみに、この作品は透明額に入れるわ。お楽しみに~

  • 2021-02-10 (Wed) 20:53
  • REPLY