パーチメント作品・和の花紋様

昨日25日(火)の午前中に、無事パーチメント作品の搬入を済ませ、
30日(日)まで予定通り作品展開催中


このコロナ禍・緊急事態宣言が出されてる中、
会場である稲沢市荻須記念美術館は休館にならないとのことで、
私たちのパーチメント作品展は開催決行したけど、
2つのギャラリーのうち、お隣で開催予定だった油絵の方は、直前に中止を決めたみたい。


搬入の後、先生の許可を得て、作品展の様子を撮影してきたけど、
今日はそのご紹介の前に、私の出展作品のうちまだご紹介してなかった最後の1点を。


これを制作したのは、実は2年近く前で、着物型5連額に着手する前

ほぼ完成しつつ後は額装というとこまで出来ながら、
な~んか納得がいかなくて、そのまま放置してたというもの。

今回作品展開催ということで、
額縁(教材の既製額)を購入しながら放置は勿体無い、と仕上げたわ。


ブログ 5月25日その1


作品の大きさは、測ってないまま搬入してしまったので、
A4サイズに治まる大きさとだけ書いておくわね。


デザインは、成願義夫氏のぬり絵本から借用、四季の花紋様とでもいうのかな

成願義夫(じょうがんよしお)氏は、(株)京都デザインファクトリーの代表取締役で、
伝統文様の継承に務めつつ、着物や和柄のデザイナーでもあって、
講師業・コンサルタント業務など広く活躍中
和柄の素材集(JPEG他データ)やぬり絵本なども販売・出版


額に入れると、ガラス面への映り込みで、作品が見づらいので、
額を外した状態で撮影したのを載せるわね。

色を付けず、白ベースに金銀(銀は白銀)だけ差し色で使って、仕上げてみた。
背景は、深緑の別珍(生地)と菊花模様の和紙を使用


これ、色を付けると、それぞれの花を区別して見やすくなるけど、
技法は花によって変えたものの、ほぼ白一色なので、見難いかもねぇ

ブログ 5月25日その2


ブログ 5月25日その3

ブログ 5月25日その4

ブログ 5月25日その5




作品展の様子は、また改めてご紹介するけど、
搬入に当たって、額装に出してあった「着物型の5連額」がようやく出来上がってきてたので、
その全体像をアップ
(5つの着物型の各アップ画像は、以前の記事・その1その2を参照してね)

ブログ 5月25日その6


正直言って、「う~ん、こう来ましたか!」って感じで、
これも有りだろうけど、満足って感じではなかったなぁ。

マット部分や額縁が、もう少し紫寄りの茶・紫檀色で、
綺麗というかきりっとした深みのある色を期待してたのだけど、、、難しいわぁ

(各着物型の背景の生成りと紫地の紙は、私が用意したもの)

この額装費3万円も掛かってるのにねぇ、、、やり直しは利かない。


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Comments 4

*けい*

こんばんは

四季の花紋様、シックで美しいですね。
それにしても額装って高いですね~!
青々さんの思うようではなかったみたいですが
素人目にみたらいいと思いますよ。
開催出来て良かったですね。

青々
青々

To *けい*さん

パーチメントは、写真や絵と違って厚みを伴うものが多いので、一般的な既製額が合いにくく、
きちんとした作品は額装屋に出すことになるのだけど、
作品のイメージに合わせて背景も額縁も大きさも全くのオーダーになるので、滅茶高つくの。
過去に作ったA4サイズで約2万円、今回のは横幅は狭くても縦に長いので、その1.5倍となりました~
それぞれの作品に合わせてるから、別作品への額の再利用も難しくてね。。。
もし、毎年作品展開催となったら、私不参加だろうな(笑)

着物の額、そう言ってもらえて、ちょっと気分上昇

作品展は、無事開催となったけど、こんなご時世どれだけ見てもらえるやら…
行くと言ってた私の知人グループは、今日取り止めるとの連絡がきたわ。

  • 2021-05-26 (Wed) 21:30
  • REPLY
もっこうばら

無事開催の様子で良かったですね。
でも緊急事態宣言は継続中なのがとても残念です。

エンボス加工?が、お花それぞれの個性をよく表しているなあって。感心&納得。
着物型の5連額、お値段が張るのがちょっと大変だけどこうやって出来上がると立派ですね。
きちんと残せるものが増えていくのは素晴らしいです。
私は最近何も作れてないなあ。
また、始めようと青々さんの作品を見ると思います。
私の場合は自分でのんびり楽しむだけなんですけどね(笑)

青々
青々

To もっこうばらさん

私たちは無事準備出来たけど、見に来る人を考えると、やはりこの宣言時は無駄足に終わりそう
私の知人もほとんどパスだもの。
食品スーパーより静かで人も少なく安心だと思うけど、不要不急の部類になるよねぇ

額装にお金が掛かると思うと、それに見合った作品を作ろうと意気込むから、自然と力作になるわ(笑)
着物型のは、25年間着物に携わってきた集大成と思ってる
でも、家で飾るのはほんの一時で、今までの押し花の作品にしたって、
押し入れの天袋に積まれたままで、再び見ることなく粗大ごみになりそうよ

  • 2021-05-28 (Fri) 20:16
  • REPLY