クラフト体験・本革で作るカメリアコサージュ付きべっ甲風ペンダント

先週、約2か月ぶりに津島の教室へ。
と言っても、今回は、七宝焼きではなくクラフト体験。

体験したのは題名にも書いた「本革で作るカメリアコサージュ付きべっ甲風ペンダント

見本の写真からは、
カメリアコサージュの制作だけで、べっ甲風ペンダントは、既成のものを使用とばかり思ってたら、
なんと、そのべっ甲風のパーツもUVレジンで作るというもので、
各席には道具がいろいろ準備されてて
1つの講座で2つの分野を体験でき、2時間みっちりなかなか充実した内容だったわ。

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まずは、UVレジンのべっ甲風制作

1.シリコンで出来たドーナツ型に、まず何も着色しない透明のレジン液を注ぎ、
 底に1㎜強の厚さになるよう広げて、5~10秒UVを照射して表面を固める。写真左

レジン液に気泡が入ってる場合は、エンボスヒーターで熱風を当てて消す。
(エンボスヒーターはの写真のピンク色した、くるくるドライヤーの本体みたいなヤツ)

エンボスヒーターとドライヤーの違いを調べてみたら、
温度(熱)はエンボスヒーターの方が高いけど、風量が弱く、ピンポイントで温めるとか。


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2.レジン液に、レモンイエロー・オレンジ茶・こげ茶(注:色の正式名称は不明)の絵の具を
 それぞれ混ぜたものを作り、透明レジンの表面が固まったものの上に、2層目として、
 イエローとオレンジ茶をつまようじでまだらに垂らし入れ、こげ茶を所々に差す。
 5~10秒UVを照射して、表面を固める。 上の写真右


3.3層目として、今度はオレンジ茶とこげ茶を主にして、シリコン型のすれすれまで流し入れ、
 まだら模様を整えて、UVを60秒照射して、中までしっかりと固める。 写真左

 ドアップ写真、3層になってるのがわかるかな 写真右

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それぞれ流し込む度に、気泡がある場合はエンボスヒーターを当てて消すのだけど、
3層目見落としてて、表面の右下に2つの気泡が残ってるのわかるかしら
これ、出来上がり後もちゃんと残ってるのよ~ ミスったわ


4.しっかり固まったら型から外し、もしバリ(はみ出し部分)が出来てるようならヤスリで削る。
平らな表面に透明レジン液を端ギリギリまで盛って、60秒照射し固める。写真左

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5.もう片面も同様にレジン液を盛って60秒照射。写真右
ドーナツ型の両面に丸みが付き、べっ甲風ペンダントパーツの出来上がり~


ちなみに、UVライトでの照射中の様子がこちら
シリコンの型は柔らかので、台に乗せて出し入れすると、変形しにくい。

このUVライトは、ジェルネイルの乾燥にも使われるわね。

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次に、本革で作るカメリアコサージュの制作過程

黒色の本革で、5枚花弁の花形(切り込み入り)を小1枚・中1枚・大2枚と、小丸を1枚用意
今回は講師が予めカット。 でも、今後のためにと型紙も用意されてたわ。 最初の写真参照


本革は火で炙ると縮む性質があり、それを利用して、花弁に丸みをつけていく。

普通、アートフラワーなどでは、先が半球状になってる「玉コテ」を使って、
花弁の真ん中部分をへこませて丸みをつけるけど、
今回は、花弁の裏側を炙って、花弁の端を丸めるというか、裏側に反り返す。

合成皮革の場合は、火で炙ると溶けちゃうので、本革に限るやり方だとか。

本革でも炙り過ぎると焦げ、皮のニオイが凄いので、換気には要注意
今回革を使ったのは、初心者で焦げても目立たず大丈夫!との講師の配慮だそう。

ちなみに、このローソクはソイ(大豆)キャンドルなので、煤が出ない。


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球状の発泡スチロールに小丸の黒革を貼り付け、針金を通して捩じったものを、花芯として、
針金を通しつつ、5枚花弁の小を花芯を包むように付け、
次に5枚花弁の中・大・大の順で、花弁が交互になるようずらして重ね付ける。

最後に、通した針金を丸めて、その上にブローチピンを付けておいた円形の皮を貼り付けて完成~♪

出来上がったばかりの様子

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これを持ち帰ってきたら、な~んか花弁の端の丸みが伸びたというか、
花がベターって開いた感じに見えたものだから、
頂いてきたローソクでもう一度1枚ずつ花弁を炙り直したのよ。

そしたら、今度はどうも丸まり過ぎちゃって、、、花弁がシイタケみたいになっちゃった~💦

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このコサージュを作ってる間に、助手さんが、
レジンで作ったべっ甲風パーツに、吊り下げるための金具を取り付けてくれたのだけど、
どうも輪っか(赤色の☚)の向きを間違えて付けてしまったようで、
仕方ないので、中継の輪っか(青色の☛)を増やして繋いでくれたら、
その分べっ甲風パーツが下がって、金属輪の中心からずれちゃった~
これはないよねぇ。。。

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金属輪の大きさが直径6㎝弱、べっ甲風パーツが直径3㎝強×厚み0.6㎝
カメリアコサージュは、直径7㎝×厚み3㎝

これらはもちろん別々に使えるけど、合体させるとお洒落なペンダントになるわ~
体格のいい私には打って付けかも


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Comments 6

日向人

皮のコサージュも落ち着いて素敵だしべっ甲風のペンダントも良く出来てる。
コサージュの花は何かしら?
気泡は小さいから気にしなくても良いと思う。
季節に関係なく使えて良さそうね。

  • 2023-02-20 (Mon) 14:42
  • REPLY
*けい*

こんばんは

カメリアコサージュ、素敵ね~!焦げても目立たない配慮らしいけど黒革がお洒落。
でもしいたけと言われたらもうそうにしか見えなくなっちゃった(笑)
UVレジンも流行ってるみたいね、先日このUVライト100均で100円じゃないけど(少し高価)紹介してました。

青々
青々

To 日向人さん

コサージュの花はカメリア
日本名でいうと椿かな。 特に八重椿のイメージかも。
椿というと冬に限られちゃうけど、カメリアコサージュは季節を問わないかと。
カメリアのコサージュでは、シャネルがモチーフにしてて有名かな
もっとも、私のは、修正する前の方がカメリアらしくて、
今のは何だろ? バラとも言い難いし(笑)
まぁ、オリジナル花のコサージュということで、季節無し~(笑)

  • 2023-02-22 (Wed) 01:51
  • REPLY
青々
青々

To *けい*さん

写真載せなかったけど、真横から撮ったのなんて、もうシタケそのもので、
とても花に見えない(笑)
この本革のコサージュは踏んづけても型崩れしないそうよ。

UVレジンの人気は衰えないねぇ。
私が初めてUVレジンのアクセサリーを体験で作ったのは13年前
その時の記事はこちら:https://aoao2019.blog.fc2.com/blog-entry-400.html
当時はUVライト結構なお値段だったと思う。 シリコンの型もなかった。
折り畳みの携帯ライトは、何年か前手芸店で見た時は千円以上してたのに、今や300円だものね。
セリアでは100円のUVライトもあるとか、びっくり

  • 2023-02-22 (Wed) 02:47
  • REPLY
Garden

毎回手の込んだ制作工程に感心しますが、
今回のはいっそう難易度が高そうで、素人にはほぼツイていけず...
なんか熟練工の工房のようで凄いです。
素朴な疑問なのですが、こうした教室に参加する方はみな常連さんというか、
顔見知りの方ばかりなのでしょうか?

青々
青々

To Gardenさん

今回のこのクラフト講座の担当講師は、とても丁寧で優しく教えて下さったし、
お手伝いの助手もみえたので、初心者でも問題なく完成~
七宝焼きのように、焼いたら思ってたのと違うってことがなく、失敗がない(笑)
UVレジン材料や道具は今や100均でも扱い、制作過程の動画もたくさんアップされてるので、
むしろ一般的かと思うわよ。
ちなみに、参加者は常連もいれば初参加・全くの初心者の人もいて、
HPや市の広報で見て申し込んでみたという人が結構いるわ。

  • 2023-02-27 (Mon) 22:32
  • REPLY