名古屋市博物館「小袖~江戸のオートクチュール」展





「花」ではなくて「華」のお話。

今、名古屋市博物館では、松坂屋が秘蔵していた江戸時代の着物「小袖」の展示が行われており、
着付教室の先生や生徒さんたちと見に行ってきました。

昨日からの雨も朝方上がり、“着物で来館の方は入場料200円引き”とのことで、
結構着物姿の人もいましたが、私は残念ながら都合上洋服で。
でも、地下鉄のカード(ユリカ)や1日乗車券を見せると、100円引きなんです。さすが、市の博物館!
余談ですが、敬老割引は無しとか。(私にはまだ関係ない話ですけど…笑) 不可解な割引サービス。


展示の方は、江戸時代中期・後期の「小袖」と呼ばれる着物がずら~っと並べられており、
他に工芸品的な調度品や甲冑も。

「小袖」というのは、袖口が狭い着物を指すそうで、袖丈の長短に関係なく、素材も問わないとのこと。
だから、ドラマ「篤姫」の着ていた豪華な真っ赤な打ち掛けも小袖の一つ。

友禅染と金や色とりどりの刺繍が施されたものが多く、図柄も現代の着物より大胆で、
裾や袖口のふきも色鮮やかな朱赤で綿が多く入っており、随分豪華だったようです。まさに「華」
今で言うオートクチュールもので、一般庶民には手が届かなかったかも。


一番下の写真は、展示の着物の柄を転写したメモ用紙とポチ袋。つい買ってしまいました♪


詳しくは、名古屋市博物館の展示案内HP…http://www.museum.city.nagoya.jp/tenji080426.html参照

6月8日(日)まで展示中です。

着物に興味のある方は、出かけてみてはどうでしょうか?

関連記事
スポンサーサイト



Comments 6

◆・。花。・◆

No title

こんな大胆な柄、そう何回も着られないね。
ここぞって時に着て、「おおーアレがうわさの小袖ですかー」なんてことになるのかなー。
篤姫、次々にお着物が変わるので、たのしーよねー。

青々

No title

tomokohappyhappyさま
確かにこんなの1回着ただけで印象に残っちゃうものね。
時代劇の打ち掛けって普通は短い袖だけど、篤姫だけ姫のせいか振袖の打ち掛けだから余計華やかよね~

散歩道

No title

打ち掛けも小袖ですか。着物の柄は大胆で華やかですね。ちっとも古さを感じさせませんね。ポチ
篤姫は衣装が豪華で見ていて楽しいです。

Jyuri-

No title

一応美容師やってるんで着付けもありますから興味あります、
素晴しい着物です!!最近の着物は見た目いいんですが実際に着て見ると綺麗なんですが・・・その点昔のは着て見るとさすがにーいい!!写真に撮ると昔の着物は味があるとゆうか気品があります。
ポチ☆

青々

No title

散歩道さま
十二単のような袖口が大きく開いているのを大袖というそうで、それに対してのもので、掛下も打ち掛けも小袖なんだそうです。
篤姫、大奥に上がって益々衣装が華やかになって、さすが大河ドラマお金掛けてますよね~私も着物の柄と髪型に目が行ってます。(笑)
ポチありがとうございます。

青々

No title

jyuri-さま
よく着付されるんですか?成人式も?
今年の成人式の前撮りの着付のお手伝いさせてもらったんですが、ピンク地に牡丹や薔薇の染め柄が多くて、正直「品」は無かったですね~
まぁ重いのは嫌われるためかもしれませんけど、寂しい話ですよね。
ポチありがとうどざいます。