父が亡くなって3週間、いろいろな名義変更の手続きも、大方先週で終わったんだけど、
その先週のお話。
世帯主の死亡となると、
その人の銀行・証券の口座や登記の処分・相続手続き
電気・ガス・水道・電話からNHKの受信の名義変更・引き落とし先の変更、
もちろん、生命保険への連絡・手続き、などなどいろいろ
これらには、当然いろ~んな書類が必要な訳で、
その中には、亡くなった人の、生まれた時から亡くなった時までの戸籍謄本すべてが必要なのも。
これが以外に厄介でね~ 我が父のもドツボにハマったのよ
我が父は、結婚
の時に一宮市に家
を建て、新しくその住所で戸籍を作って、 死ぬまで50年、住所も本籍地も変わらなかったのは、楽でよかったのよ。
だけど、結婚するまでの戸籍謄本となると、
つまりは、父方の祖父母

の戸籍謄本がいるわけで、 それならと、父の出身地である、名古屋市緑区の区役所に、母を連れて行ったの

ちなみに、名古屋市内、本人に限ってなら他の区役所からでも、別区の戸籍謄本取れるのだけど、
本人は亡くなっちゃってるものね~ その区まで出向くしかないわよね。
この年度末の3月、お役所が混むのは当然で、
まして、80年も前の、現在ない戸籍を調べてもらうのだから、待つこと1時間半
で、写しを受け取ってと思ったら、

「これは、昭和30年以降の分しかありませんね」

「昭和30年に名古屋市南区の○○さんから分籍と書いてあるでしょ、 つまり、生まれた時の戸籍は、南区役所へ行ってもらわないと~」と。。。

『へぇ
父は、生まれた時
からずっと緑区に住んでましたけど
・・・もしかして、本籍地は違ったということですか
』

「そういうことですね」
そんなこと、父の生前、私どころか母だって聞いてない。。。
まして、その南区の○○さんって誰
祖父とも、その父である曾祖父の名前とも違うのだけど。。。
果たして、父はどこまで知っていたのだろう。。。
聞こうにも、父も今は亡き人なら、祖父なんて30年以上も前に亡くなってるわよ
まぁ何はともあれ、とりあえずは、名古屋市南区役所へ

南区役所は、緑区役所への道の途中にあり、Uターンで済んだのが幸い。
そちらでも、待つこと約1時間
今度は、何ページもの綴じられた戸籍元録の写しが、ドーンと渡された。
時代はさかのぼって100年以上前、祖父
の誕生以前からのものみたい
不明の○○さんは、祖父の一番上の兄だったよう。 曾祖父が亡くなって家督相続したのね。
で、そこから後々になって、三男だった祖父が分籍したと。。。
結婚してすぐに分籍してくれてれば、紛らわしいことにならなかったのにねぇ~
帰宅してから、その写しをず~っと目を通して見て、あんぐり
祖父が5男5女の兄弟だったとは知らなかったし、
でも、次男が「○太郎」で、三男の祖父が「○次郎」ってのは、変よね~
長子として育った父の上に、実は1男2女が亡くなっていたことも知らなかったわよ
残念ながら、昭和33年の法改正で、その戸籍元録は途絶えてしまってるし、
戦死の方や、婚姻による除籍の方やらで、家系図全部はとてもわからないけど、
その一部を垣間見た感じで、と~っても面白かったわ
ちなみに、平成6年にも法改正があって、私たちが生まれてからの戸籍謄本を取ろうとすると、
昭和時代の元録の写しと今の戸籍謄本の2冊に分かれるってのも、私初めて知ったわ
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