ひがし茶屋街は金沢に残っている3つの茶屋街の中でも最も規模が大きな茶屋街。
石畳の道の両側に紅殻格子のお茶屋が並んでおり、江戸時代の雰囲気 を残して
重要伝統的建造物群保存地区にも指定されてるそうな。
でも、このメインストリート、実は200mもないのよ。 直ぐ端に行きつくの
このメインストリートに面してる「十月亭(じゅうがつや)」にて、金沢名物の治部煮を
折角加賀料理をいただくのに、普通のレストランではつまらないし、
かと言って、料亭では敷居もお値段も高い。
それに、和食懐石の一品としてではなく、治部煮メインで食事をしたかったので、ここに。
暖簾をくぐると、正面に「おこしやす」と言ってるようなお人形が出迎えてくれた
靴を脱いで、畳敷きの玄関広間には
加賀友禅の着物が飾られてたわ。
このお店は、
文政の時代に建てられた茶屋を
改装したもので、
築140年以上とか。
京都の町屋と同じく、間口が狭く
鰻の寝床のように、奥に長いの。
中ほどに、風通しのための中庭
このお店は、冷暖房完備で、
ガラス窓はめ込みだったけど。
雨のおかげで、新緑の緑がとっても
綺麗だったわ~
治部煮は、鴨肉(もしくは鶏肉)に小麦粉をつけて、醤油のだし汁で煮たもので、汁にとろみがあり、
すだれ麩、しいたけ、青菜などが入った郷土料理の椀物で、山葵を付けていただく。
このお店は、蓮根や里芋、肉団子などもはいってて、ボリューム満点、
器もお椀でなく皿盛りで、食べ終わったら、九谷焼の色鮮やかな文様が出てきたわ
ちなみに、この治部煮御膳、1890円なり~
他にも味噌煮込みうどんなど1050円~で、リーズナブルよ。
この十月亭の斜めお向かいに、友禅・和雑貨のお店「久連波(くれは)」
ちなみに、2階は、畳敷きにちゃぶ台の軽食・喫茶のカフェ
ここで、摘まみ細工の髪飾りを発見
剣菊調のと丸菊調の、それぞれ1輪仕立ての3㎝程の小さなもの。
ちょ~と丸菊の方は作りが雑だったけど、これペアーにして使いたかったから、ともに購入
この後は、この茶屋街の本家本元、190年前の茶屋が今もそのまま残る
国指定重要文化財の「志摩」を見学したのだけど、その記事は別記事にて。
とんぼ玉や麩のお店を覗いた後、最後に喫茶「ゴージュ」の2階で、友禅染体験
10年ほど前に一度、手描き加賀友禅の体験をしたことはあるけど、(その作品はこちら) 今回は、お気楽にと、和紙のカードにて手描き友禅もどきを。
名刺サイズのカードで、
「糸目引き」と呼ばれる糊置きの代わりに、ゴムのようなもので下絵が描かれたものを使用。
5,6種の絵柄から選んで、そこにぼかしながら、筆で自由に彩色をしていくというもの。
まぁ、はっきり言って、水彩画の色塗りだわね。
本格的な手描き友禅の工程は、先程のリンク先を参照してくださいませ。
絵具が完全に乾いたら、この枠線を取り除いて、完成~
うぅ~~ ドアップで見てみると、ぼかしが効いてないところが気になるし、
葉っぱの色にもう一工夫ほしかったかな~
でも、まぁ、これも悪くはないと、自己満足
ちなみに、こちらは
一緒に行った我が母の作品。 目が描けない~と叫んでた
これが完成したのが16時5分前、バスの集合は16:25
この後、さらに雨足
の酷くなった中を、猛ダッシュでまたもや歩いて
戻ったわよ
幸い15分前にたどり着けたけど、土産物をじっくり見てる時間は無し。
集合場所の物産館で、不室屋の麩の澄まし汁と、落雁「花うさぎ」だけ買って、帰ってきました~
茶屋「志摩」の記事は、もう少しお待ちを~
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