七宝焼き・植銀の朝顔のミニ額絵

九州地方は、大雨で大変な被害が出てるけど、
我が名古屋地方、そこまではいかずとも、
今週も梅雨空続きで、降ったり止んだり、局地的にゲリラ豪雨
 
台風
でもないのに横殴りの雨風にやられて、
ベランダのミニバラ
の鉢が棚から落ち、
春に植え替えたばかりの新品の鉢が、粉々に割れちゃったよ~
 
ミニバラ自体は無事だけど、選りによって、何も買ってきて間もない鉢が割れること無いじゃない

 
 
話変って、
そんな雨風の合間の9日(月)と12日(木)に、車を走らせ

愛知県あま市七宝町の、とある七宝焼き工房にお邪魔して、
職人さんにワンツーマンのご指導頂きながら、ミニ額絵作ってきましたよ~
 
七宝焼きアートヴィレッジでの、毎月の特別体験教室とは違って、銀線を使う本格的な七宝焼き
 
まずは、その出来上がった作品をご紹介
 

 
 
昨年アートヴィレッジにて、「職人体験」と称して、初めて植銀施釉をやらさせてもらったのだけど、
その時教えてくださった職人さん
が、
「またやりたかったら、個人的に教えてあげるよ」と言ってくださり、
半年待って、ようやく実現したというもの。
 
 
植銀とは、1.5㎜巾の銀線をピンセットでしごいてカーブを付け、
デザイン線に沿って、糊で貼り付け、枠線を作る作業のこと。
 
施釉は、その銀線枠の内側や外側に、釉薬(ガラスの粉)を盛ること・・・かな。
 
 
今回も前回と同様、9㎝角の白塗りされた土台に、予め下絵を描いて下さってた。
 この朝顔の絵は、私がリクエストし、職人さんがオリジナルでデザインしてくれたもの
 
 
銀線を立てて貼り付けやすいように、どの線もカーブにするのが、ポイントだそうな。
その代わり、波々のカーブを下絵通りに曲げるのは、なかなか至難だったわ~
 
 
では、その制作過程を、写真でご紹介
 
 

 
 ここまでが、まず1日め
 
職人さんも、事前にこの作品を作ってみえる訳ではなく、
私に見本を見せつつ、同時進行で初めてこの作品を作るので、途中で試行錯誤してみえたわ。
 
 
しかし、さすがベテラン(当たり前だけど)、こうして並べると、違いが歴然
 
左側の私の作品、要領がわかってないから、
葉っぱのグリーンの輪郭線、濃く描き過ぎちゃったのよね~
それと、葉っぱのポッテリ感が無い。。。
 
これ、後々の遠近感を表す「ぼんやり感」(ピントがボケた感じ)に、痛恨のミスとなるのよ。
 
 
では、2日目の続きを一気に
 

 

 
 
花弁の濃淡のぼかし方とか、とっても丁寧に教えてくださったけど、
こうして出来上がりを比べてみると、私の濃淡、立体感がないなぁ~
 
ぼかす技術に必死になってしまって、全体のバランス見えてないのよね。。。
 
まぁっ、1度や2度の体験で、ベテラン職人と同じことが出来れば、
職人なんていらないわよねぇ~
 
 
植銀の段階で、職人さんに、「あなたは、妥協せずにこだわるねぇ」って言われたけど、
職人のこだわりというか繊細さを、至る所でヒシヒシと感じたから、
こちらも、疎かに作る訳にはいかなかったのよね。
 
 
ところで、ここだけのお話、
 
前回の時に、「体験料はいらない、材料代だけでいいから。」 だったのに、
今回、し~っかりと5000円取られた。(額代は別よ)
まぁ、これだけの内容、妥当な金額だけど、、、初めと話が違うじゃん
 
だから、さすがに、「また是非やらせてください
」とは、即答出来なかったわ~
 
 
ちなみに、前回初めての植銀の記事はこちら、施釉の記事はこちらで~す。
 
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Comments 14

*けい*

No title

おはようございます
朝顔、素敵な作品ですね!ベテラン職人さんとの違いがわかりませんよ~
前回の作品も上品でしたけど今回もとっても上品で高級感あります
2日にわたってのたくさんの工程お疲れさまでした
イイね!

青々

No title

けいさま
写真のように、手前のものをくっきりと奥のものをぼかすと、遠近感が出るのに、私ドジったわ!
毎月のアートヴィレッジでの体験とは、用意されてるガラス粉の色数が格段に違って、
微妙なグラデーションも出るから、尚更上品に見えるのかもね~
イイね!ありがとうございます

ヒロゴン

No title

流石、青々さん!
職人ですねぇ~!
ホント、ベテラン職人の作った作品と違いが分かりません!
教える側の素質もあるけど、やっぱり基本は本人の素質です!
しかし、5000円は痛いですね><値切らなかったんですか?

青々

No title

ヒロゴンさま
今回工房では、前回の職人さんでなくもう一方のベテラン職人さんに教えていただいたのだけど
その方にとっては、どう教えたら・どんな道具を使ったらド素人でも上手く作れるか
私がそのいい実験だったみたい。 途中で試行錯誤してみえたからねぇ(笑)
ご自分のお仕事の片手間に教えて下さるのかな~って思ってたら、
3時間×2日付きっきりでの指導で、とても値切れなかったよ~(~_~;) イイね!ありがとう。

Jyuri-

No title

ハーイ

最初の額に入った作品見たらすごい上手と思いました
なんてたって本格的だもんねー職人と一対一なら
5,000円はしょうがないかな、
でも4回も焼くとは知らなかったねーうちにも七宝焼きの
釣銭皿があるけど手間がかかってるんだ、感心!
最後の作品職人と比べるとさすがだと思いました、ハハー
青々サンの挑戦する姿に、イイね☆

青々

No title

Jyuri-さま
いつものに比べたら、本格的というか、これぞ七宝焼きって作品でしょ。
職人さんのと比べると、違いが歴然なのよねぇ。 まぁ、並べて置かなきゃいいけど(笑)
何度も焼く手間も掛かってるけど、色の違った粒子やゴミ1粒混ざってても、
職人さんは見逃さないから、綺麗・完璧を求める職人さん魂は、凄いわよ~
5000円は妥当だと思うけど、何度も習いに行くにはちょっとね。
押し花やめれば、その授業料と教材費回せるけど(笑)
でも、七宝焼き面白いわぁ。 イイね!ありがとう。

日向人

No title

いや~ご立派!!職人さんのと大して変わらないよ!イイね!
授業料お高いのね!!びっくり~(@_@。

青々

No title

日向人さま
これは職人さんのご指導の賜物です(笑) でも、見る人が見ると差が歴然よ~
5000円、内容的には納得なんだけど、以前はいらないよ~なんて言ってたのが、
いきなり5000円の出費となると、さすがに痛かったわ。
お気楽に何度も…とは、到底行かないわね。 イイね!ありがとう。

マーヤ

No title

なんだかスゴイ~(*^_^*)
青々さんは、やはり器用なんですね♪イイね
不器用さんの私も興味津々です

青々

No title

マーヤさま
器用じゃないよ~ ただ、じっと座ってやることが好きなだけ(笑)
これは、付きっきりで職人さんが指導してくれたの。
マーヤさんが不器用な訳ないじゃない! あんな細かなパーツのカットしてるのに。
銀テープ曲げるのもお得意だし、ガラスのこともよく知ってみえるから、機会があったら是非~
イイね!ありがとう。

Garden

No title

見比べても プロの作品にけっして見劣りしないと思いますよ。
つぼみの色合いとか 葉っぱの濃淡は 青々さんのほうが好きです。
いろんな工芸をやってるから もう素人の域を越えてますね。
ぽちっと。

青々

No title

Gardenさま
そんな風に行ってくださって、ありがとうございます!
実は、職人さんが見本見せるときにちょっと失敗して、蕾は白く残すところを忘れてしまい、
葉っぱはものは試しにと、青紫を少しぼかし入れたら色が暗くなってしまって、
私には真似しない方がいいって、おっしゃってくれたのよ~(笑)

mokkoubara

No title

わあ、見ているととても涼しそうに感じます。
下絵に沿っての植銀は手が震えそうです~。
暑い日でも、これをみたらすっきりしそうですね♪

青々

No title

もっこうばらさま
バックを、生成りか水色のうちどの色が良い?って聞かれて、水色即答!
夏に飾るには、やっぱり見た目の涼しさ欲しいものねぇ。
ピンセットで摘まんで、この銀線形作って貼って行くのだけど、思うように動かない~って、
何度も叫んで手こずってたわ(笑)