絞り染めのハンカチと名古屋帯





私が通っている着付教室の特別講習会で作った、絞り染めのハンカチ2点と名古屋帯です。

ハンカチは白の木綿を藍染で、帯は薄いグレーの地をカーキー色に指定して染めてもらったもの。

青花ペン(水に晒すと消えます)で、生地に図案を描き、
木綿糸を通した針10数本を使って、ぐし縫いや巻き縫いで図案を絞り上げ、
それを染料の液に浸して染め(この作業のみ専門業者に依頼)、
乾いたら、絞った糸を丁寧に解いて、仕上げアイロンです。
帯はその後、仕立ててもらいました。

縫い縮める順序もよく考えながらしないと、隣の図案が縫えないということも起こるので、
同時に10数本の針を扱うことになり、手に針傷を作りながら四苦八苦。

どんな風に絞ったら、どんな柄になるのか、見本はあったものの、正直出たとこ勝負です。

実は、写真に写してない、もう1本絞った名古屋帯があるのですが、
絞ったすき間にも染料が入って、白く残るはずだった図案が地の色に染まってしまったんです。
つまり、柄が半分消えてしまった訳で、大失敗…(泣) このままでは物に成らず、只今思案中。。。

ちなみに藍染は、染料が藍色をしているのではなく、植物を煮詰めた液なのでむしろ深緑で、
布を染料から取り出して、空気に触れると青色に変わるんです。 面白いですよね♪

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Comments 6

散歩道

No title

とても素敵ですねえ。傑作ポチ。同時に10数本の針で縫うのですか。待ち針とめてあるだけでも縫うのが大変ですが。絞り染めって難しいんですね。ハンカチだけでどのくらい時間がかかるんですか。

青々

No title

散歩道さま
ポチありがとうございます。針傷もですが、糸がからまないようにするのに必死でしたよ。
う~ん、ハンカチで縫い絞るのに3~4時間、帯(六通柄)は1日2,3時間ずつで10日ぐらいだったかしら。絞り方によってはハンカチ1時間で出来る場合もありますよ。

◆・。花。・◆

No title

これはなかなかの大作!!
ハリネズミに襲われる夢を見そう。そのあと蜘蛛の巣にからめとられる夢かな。。。
どんな風に絞るのかわからないけど、糸をほどいてちょっとづつ柄が出てくるときは快感でしょうね。

青々

No title

花さま
ハリネズミに蜘蛛の巣~(爆)ズバリ的を得てますね!
染め上がってきた時は、もうその場で鋏取り出して、糸ほどき始めちゃいますよ。ドキドキ、ワクワクしながら。周りの人達から見たら、私の顔百面相してると思いますよ(笑)

コスモス

No title

絞りといえば、辻が花が好きですね~。
でも、縫ってたときの思い出は、扱いにくく地味な柄が多かったので、絞りが回って来ると憂鬱でしたね・・・。
見た目は、しっとりしてて良いのにね~。
夏も着物は、大変ですね・・・。
私なんか、娘に浴衣着せるのにも、大汗掻いてますよ!

青々

No title

コスモスさま
私も辻が花は好きですね~ 地元でありながら、有松絞りみたいな総絞りのは、余計太って見えるから苦手ですけど(笑)
大汗掻いても、着せれる娘さんがいらっしゃるのが、うらやましい~ 我家には娘も姪っ子もいなくって、悲しい。。。