ここ数年、町おこしとして全国各地で見られるのが、 この時期の「お雛様の展示」
愛知県では、平成11年から始まった、
足助の「中馬のおひなさま」が有名で、
それを見習ってか、、
名古屋の北東、「せともの」の街・瀬戸市でも
「雛めぐり」が行われるようになったみたい。
瀬戸蔵のピラミッド雛檀「ひなミッド」をはじめ、
2つの工芸館や施設・商店街などで、
陶やガラスのお雛さま・年代物の衣裳雛が
展示されており、
いろいろなお雛さま作りの体験も開かれてる。
3月3日(日)まで開催中で、24日(日)に
車走らせて行ってきたわ。

今では、高さや人形の数を競って、ピラミッド型の雛檀が全国あちこち見られるけど、
ここの雛檀は、地元住人寄付の色艶やかな衣裳雛ではなくて、
陶のまちらしく、陶磁器やガラスのお雛さま約1000体。 高さは4mだそう。
一番上段に飾られてる親王飾り
も、一見衣裳雛に見えるけど、地元の陶器会社製作のもの。

こちらは、ディズニー映画「オズ~はじまりの戦い~」の公開記念として作られた 「オズ陶器人形」
魔女風お雛さまが何とも面白い
このピラミッド、4面それぞれ趣向が違ってて、

こちらは、地元のメーカーのお雛さま。 全国に出荷されてるわ。

こちらは、瀬戸窯業高校の生徒さんが、同じ形の人形に、個性豊かに絵付けしたもの。 金髪あり、メルヘンあり、全身白黒水玉…ともうさまざま。
ドアップでお見せできなくてごめんね~
全国の焼き物産地からの協賛のものや、個人作家さんのもの、一般体験で絵付けされたものも。
また、このひなミッドの向いには、昨年話題になった人のそっくり雛
人形
個性的な、陶とガラスの作家もの雛人形が展示販売されてた新世紀工芸館は、
残念ながら、デザインの著作権の関係から撮影禁止で、ご紹介できないけど、
商店やギャラリーに飾られてた年代物のお雛さまは、撮影OKだったので、いくつかご紹介

関東雛・明治時代との表示だったけど、江戸時代の享保雛の流れを組むのかな

古今雛は、現代の全国一般に出回ってる衣裳雛に一番近い感じね。 さすが、京都、お公家さんに通づるものがあるから、雅だわ~
説明には「中京」とあったけど、京阪から西日本で、
戦後の復興から昭和30年代までよく見られた煌びやかなタイプの「御殿飾り」
この生産が静岡・東海地方が主だったらしいので、この地方にも多いのかも。
この御殿飾り見ながら、一緒に行った母
が、 「あなたの生まれた時、この御殿飾りにするか、5段飾りにするか、迷ったのよね~
子供には、お雛様自体
が大きい方が喜ぶかと思って、御殿止めたのよ。 今思うと、こっちにしておけばよかったねぇ。」 と。
そう、私が生まれた時は、今時の5段(7段)飾りとのちょうど変わりめだったらしい。
歴史的価値というか、この華やかさ見たら、私も断然この御殿飾りが欲しかったよ
これなら、今この歳になっても、大事に飾ったのにな~
最後に、
この雛めぐりで、限定20食のお雛ランチ
食べる予定だったのだけど、 午前中の雛人形の絵付け体験に時間掛け過ぎて、食べ損ねた。。。
仕方がないので、代わりに食べたのが、ちらし寿司と天ぷらのセット
寒い日に冷たいお寿司
って思ったら、ほんのり暖かい寿司飯で、美味しかったわ。
上の古今雛や御殿飾りが展示してあったギャラリー「かわらばん屋」では、お抹茶を
いくつも並んでた抹茶椀から、お好きな椀でということで、
雛祭りらしく花柄
のを選んでみた
和菓子が切れちゃったとかで、代わりにスイートポテトだったけど、抹茶にもなかなか合ってたよ
ただねぇ、この「瀬戸のお雛めぐり 」
正直言って、にぎわってるのはメインの瀬戸蔵だけ。
商店街のアーケードは閑古鳥が鳴いてる状態で、日曜なのにシャッターが閉まってる店も多数。
同じ町おこしの催事でも、足助の「中馬のひなまつり」とは、えらい違いだったわ。
話に出てきた「絵付け体験」は、焼き上がってから後日配送なので、
それが届いたら、またアップするわね~
どんな風に焼き上がってくるか、ものすごく楽しみなのよ
ただ、3月3日ぎりぎりで、飾る日無かったりして。。。
- 関連記事
-
スポンサーサイト
No title