昨日は午後から雨
がぱらつき始め、我が名古屋地方も梅雨入り。
平年より11日早く、観測史上5番目の早さとか。
5月のうちから梅雨入りしたのって、滅多にないものねぇ。
この1週間は30℃
を越える日が続き、初夏通り越して7月の温度とまで言われてたから、 早めの梅雨入りと言っても、順序逆転かもね。
嫌な季節だ~~~ どうせなら、梅雨明けも早く済んで欲しいなぁ。
話は変わって、懲りずに沖縄の旅のお話
本日取り上げるは、3日目(5月14日)に回った、勝連城跡と首里城、ともに世界遺産
これらが世界遺産に登録されたのは、2000年12月
登録正式名称は、「琉球王国のグスクおよび関連遺産群」
グスクというのは城のことで、登録されてるのは、
1. 首里城跡 2. 園比屋武御嶽石門 3. 玉陵 4. 識名園 5. 今帰仁城跡 6. 勝連城跡
7. 座喜味城跡 8. 中城城跡 9. 斎場御嶽 の9ヶ所
琉球王国は、1429年に成立してから、1879年に廃藩置県で沖縄県に変わるまで、
約450年間存在した王制の国。
それよりも先、13世紀前後頃から、1458年琉球王国に敗れる(統合される)まで、
10代に渡って使われてた城が勝連城(かつれんじょう・かつれんぐすく)
登録されたグスクの中で、一番城築年数が古いそうな。
まずは、模型による復元全体図
一番高い丘まで、標高約100m
足場の悪い石段が多くて、頂上の一の曲輪(くるわ)まで登るのは結構大変なので、
私は、正月明け折角直った膝痛めるのが怖くて、一歩手前でリタイヤしちゃった。

最初の写真が、駐車場
から見上げた全体像で、2枚めが、四の曲輪から三の曲輪を見たところ、3枚めが二の曲輪から一の曲輪を見たところ。

この二の曲輪から見た360度の景色
先月買ったばかりのおニューのコンデジ
、この旅行でパノラマ撮影が大活躍だけど、 360度丸々1周を撮影したのは、これが初めてだったわ。
画像の右下クリックしてもらうと、大きい画像で見られます。
沖縄本島のやや南部寄り、南東方向に伸びた勝連半島の根元に建つ城跡からの眺めで、
半島挟んで北側と南側の両方の太平洋が望めるわ。
ちなみに、前の記事に出てきてた海は、沖縄本の北西側なので、東シナ海。
この後向ったのが、首里城公園
先ほど述べた琉球王国の中心地が首里城
琉球王国が無くなった後もそのまま姿を留めていたけど、
1945年(昭和20年)の沖縄対戦の際に炎上して消失。
1992年、沖縄返還20周年記念で、朱塗りの艶やかな首里城が復元された。
ただ、それから既に20年、その朱の色(漆塗り)を保つために塗り直しが必要だそうで、
建物が順次塗り直されてるわ。
ますは、沖縄の顔ともいうべき、守礼の門
「琉球は礼節を重んじる国である」という意味で、
門に掲げられている扁額(へんがく)には「守■之邦(しゅれいのくに)」 ■はネ(しめすへん)に豊
曇天・雨の生憎の天気続きだったのが、この時ようやく青空
この守礼の門も、昨年虫食いが見つかって、3月末まで修繕のためシートで囲われていたそうよ。
そこから、首里城に向って歩き始めて左手にあるのが、
世界遺産登録9つのうちの1つである園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)
琉球石灰岩で造られた建造物で、国王が外出するときに安全祈願をした礼拝所。
門の形をしてるけど人が通る門ではなく、いわば神へ繋がる門らしいわ。
首里城も小高い丘の上に造られており、石組の城郭が取り囲んでて、
その第一の正門が歓会門(かんかいもん) (写真左下)
写真右下は、同じ形で、通用門として使われてた久慶門(きゅうけいもん)
その先に続くのが、朱塗りの櫓がのる瑞泉門(ずいせんもん)と漏刻門(ろうこくもん)
これをくぐり抜けた所から、那覇市内とその向こうに広がる東シナ海が一望できるの。
こちらの画像も、右下クリックしてもらうと、大きな画像で見られます。
目の前に建ってる琉球瓦の建物は、沖縄県立芸術大学の校舎ですって。
そして、第四の門、朱塗り木造の広福門(こうふくもん)
最後に、奉神門(ほうしんもん)
これをくくり抜けると、正殿のある御庭(うなー)
ちなみに、この門から中が有料エリアで、入場料は800円(団体640円)
実はここ、5年前に来た時も入ってるので止めようかと思ったけど、
この中で、琉球のお茶
とお菓子
がいただける所があって、そこ目的で再入場
皆さん良くご存じの首里城正殿と、赤ラインの引かれた御庭(うなー)
正殿は、中国風が色濃く出た木造の二層三階建で、
一階は、「下庫理(しちゃぐい)」と呼ばれ、主に国王自ら政治や儀式を執り行う場、
二階は、「大庫理(うふぐい)」と呼ばれ、国王と親族・女官らが儀式を行う場。
三階は、通気を目的とした屋根裏部屋だそう。
正殿に向って右側に建つのが、南殿(なんでん)とそれに続く番所(ばんどころ)
南殿は、薩摩藩の接待に使ってたので和風なのだそう。
(現在は、資料展示室として使用、それらは撮影禁止)
写真ないけど、向かって左には朱塗りの北殿(ほくでん)
つい、世界遺産が、この朱塗りの建物と思ってしまうけど、
正しくは、「首里城跡」であって、その遺構の一部がガラスの床越しに見れた。
これが本当の世界遺産
正殿内の王が座る玉座を、御差床(うさすか)といい、
写真上が1階、写真下が2階のもの
この首里城内の職員の方の衣裳が、これまた当時の姿を復元させたものだそうで、
お願いして写真撮らせてもらった。
女性は正殿内に使えてた女官、男性は高官たちの衣裳
そして、先に述べてた「琉球のお茶とお菓子がいただける」というのが、
番所奥に繋がる鎖之間(さすのま)で、その裏には茶室まであったわ。
お庭には、琉球石灰岩で出来た石組
お茶
は、さんぴん茶(ジャスミン茶) お菓子
は、花ぼうる・くんぺん・ちんるんこう・きんそこう(ちんすこう)4種、 これで300円也
これらのお菓子は、ちんすこうの老舗・(有)新垣菓子店で扱ってるとのことで、
最後に那覇・国際通りに寄った際に、そのお店に行って買って帰ってきたわ。
そして、これらが乗せられてきた琉球漆器のお盆、ここのお土産売り場にあったんだけど、
お値段何と7800円してた

ツアーのガイドさんに、「お茶してる時間はないと思う。 諦めて」と言われたけど、
展示物は素通りし、玉座の写真だけ撮って、超駆け足
で回ったから、間にあったわよ
そして最後に、首里城公園内で見かけた花、純白の高砂百合と、月桃(げっとう)
高砂百合は、沖縄の道端そこらじゅうで見かけ、野生みたいね。
月桃は、葉っぱを蒸し物の包みにしたり、乾燥させてお茶や入浴剤の香料にするみたいよ。
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