七宝焼き体験・マーブル七宝のマグネットフック

愛知県あま市の七宝焼きアートヴィレッジにて、月毎に内容が変わって行わる特別体験教室、
10月は「マーブル七宝」をはめ込んだマグネットフック
 
 
普段の七宝焼きは、作りたい絵・柄のとおり、色ガラスの粉(釉薬)を盛って、
そのまま焼き上げれば完成なのだけど、
マーブル七宝は、炉の中で、溶けたその釉薬を引っかき回して、マーブル模様を作るというもの。
 
その体験は、2年ほど前に一度やってるのだけど(その時の記事はこちら
今回は、あのチョコケーキのコーティングに茶と白で描かれる縞模様を描いてみようというもの
 
 

直径4㎝程の円型の銅板に、下地として、不透明の白、もしくは透明の白の釉薬を予め盛って、まず焼いた。
 
私は不透明の白の方を選択。
 
不透明の方が、上に載せた色が鮮やかに出るかな。 透明感は減るけど。
 
右下の写真が焼き上がった状態
 
 
次に、その上に、好きな配色で縞模様になるよう釉薬を盛り、
その上にキラキラの粉を振って、炉の中へ。
 
縞の巾も本数も自由なんだけど、縞の巾の最低は1.5㎜・最大で2㎝ぐらいが良いそう。
 
 
写真は、2色のパターンを同時にアップしてるけど、
実は、最初にブルーのタイプを作って、出来上がりに納得がいかなかったから、
(それは、後の出来上がりの写真を見てもらうと分かるわ
もう1つ追加で、茶のタイプを作ったの。
 
 

 
 
炉に入れ、数分してこのガラスの粉が融けて柔らかくなった頃、
その炉の中のままで、高温の熱気を顔に浴びながら、棒の先をL字に曲げて先を尖らせたもので、
この縦縞に対して真横に、左から右・右から左・左から右へと表面を引っかく。
 
そして、再度焼いて、土台からはみ出た部分を研磨して出来上がったのがこちら
 
(出来上がりを斜めにして貼り付けてあります)
 

 
 

 
 
最初に作ったブルーの方、手前側から言うと、
右→左・左→右・右→左への引っかきで終わっておけばよかったのに、
もう一本わざわざ追加して左→右へと引っかいたら、3本目と同じ位置引っかいちゃって、
折角綺麗に出来ていたマーブル、逆に壊しちゃったのよ
 
 
リベンジで作った茶色の方は、3本の引っかきでやめたから、マーブル綺麗に出たのよね~
 
 
私は2つとも縞模様で作ったけど、
水玉模様に釉薬を盛って、中心から渦を描くように引っかくのも
なかなか面白いマーブル模様が出来るわよ。 (他の体験者がチャレンジしてみえた)
 
 
ただ、どちらも引っかき回し過ぎないのがコツみたいね。
 
 
ちなみに、今回のこの体験料は1個1500円、わずか1時間も掛からず出来てしまうわ。
まぁ、そのおかげで、2個チャレンジしてきたのだけど、
冷蔵庫に貼り付けるフックとしては、お高くて勿体無いものかもねぇ
 
このフック、耐重量1kgまでOKの強いマグネットなんだけど、
普通の家庭ではマグネットが付く所って以外になくって、、、残念。
 
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Comments 14

dicila

No title

細かい説明で良くわかりました。
一度体験してみたいです。
陶芸と似ていて、焼きあがってみて、微妙な感じがわかるのですね。

日向人

No title

やっぱり何度か体験しないと分からないわね。
どうして一度目がダメなのかと思ったらそういうことだったのね。
何でも過ぎたるは及ばざるが如しね!

samansa

No title

中学生の時、美術部で作りました(^_^)七宝焼き。

母に珊瑚色のペンダントを作りました。

自分には水玉のブローチ。

懐かしい~。

こんなきれいな模様が作れる技があったなんて~(^▽^)

さすがです~。

青々

No title

dicilaさま
そうそう、焼き上がると釉薬の色が変わるから、焼き上がってみないと分からない(笑)
まして、このマーブルは、炉の中での引っかき具合で全く違うものになってしまうから、
2度と同じものを作れと言われても出来ないわ。
このアートヴィレッジ(名古屋駅から車で20分ぐらい)、予約無しの体験もいろいろ出来るから、
こちらに見えて半日時間のある時、ぜひぜひ寄ってみて~

青々

No title

日向人さま
ブルーのそれだけ見てると分からないけど、綺麗にマーブルが出来たのと比べるとねぇ…
炉の中は、真っ赤に溶けてて熱くて、模様なんて判別付かなくて、まさに感!
やっぱり経験だわ。 素人はついいじくり過ぎちゃう(笑)

青々

No title

samansaさま
中学の美術部で七宝焼き! やはりそちらの部活は凄いと思うわ。
このアートヴィレッジのある七宝町(現あま市)の小中学生は、
地場産業教育として、全員七宝焼きの授業受けてるそうだけど、
私なんて愛知県に生まれ育ってても、5年前まで全く知らなかったものねぇ(笑)

*けい*

No title

こんばんは
熱い炉の熱気を浴びながら作業するんですね~
記事の下に「七宝焼き体験」書庫の記事一覧が載ってますが
何回も経験されてるんですね~物作りが本当にお好きなんですね
ナイス

青々

No title

けいさま
炉から出すと、直ぐ冷えて固まってしまうので、炉の中での作業となるの。
それでも、蓋を開けてるとそれだけで温度が下がるから、うかうかしてられなくて焦るわ。
私、もともと、お気楽に出来る単発の物作りの体験教室巡りが趣味で、
七宝焼きもそれがきっかけだったんだけど、壺にハマったのよ。(笑)
正式に習いたいとも思うのだけど、これ以上習い事の予算立たなくて、
お安く出来る初心者向きの体験教室で甘んじてるわ。 ナイス!ありがとう

*sara*

No title

✿お♥は♥よ♥う♥✿゚・ヽ(◕‿◕。)❤
わ~!七宝焼きでまたひと作品作られてきたのですね。
便利だしオシャレな作品。~(^^♪

わたしも毎月変わる特別体験教室に行ってみたいです。
次々にいろいろ体験できるのは楽しいですよね。
こちらにもないか探してみたのですが、ありませんでした。
とっても残念(ノω・、)クスン...

何を作られても芸術的センスがある青々さんの作品は素敵です。青々さんの色々な作品をみせていただくのが私の楽しみになってしまってます。 パーチメントクラフトの出来上がりも楽しみにしていますね。
ナイス!(⋈σ◕ω◕*)σ

Garden

No title

センスと技術が 両方必要なんですね。
さすが青々さんの作品、見事な作品になってます。
狙いより予想外にうまく仕上がるのが、楽しそう。
爽やかなブルーも好きだけど、茶とゴールドのシックな作品が素晴らしい! ぽちっと。

青々

No title

saraさま
そちら七宝焼きの教室見つからなかったのね。 それは残念な。
近かったら、是非ここに来て~ってお誘いするのにねぇ。
この月毎に変わる体験教室、担当の先生は、
「2時間以内で出来て、費用3000円ぐらいまでで、身近に使えるもの」を考えるのに必死で、
毎回行くと「何作りたいか?」のアンケートがあるわ(笑)
パーチメント、着々と進行しつつはあるけど、完成は来月…どうかなぁ、頑張ります!
楽しみな~んて言われると、作りがいがあるわ♪ ナイス!ありがとう

青々

No title

Gardenさま
先週記事アップした押し花作品のようなものは、緻密にきっちりと作れるけど、
このマーブルは、どんな色系は決めれても、どの色をどの順でどのくらいの幅で…は適当(笑)
感頼りで、予想外の出来も面白く、大胆に作るって感じだわ。
茶系の方、さすがに2つめだけあって納得の作品。 黄緑の挿し色も効いたかな♪
ナイス!ありがとう

阿維

No title

こんばんは!

よ~くわかりました。何事も経験が大事って思えるわね。
やってみて解ることって多いですよね。
世界に一個しかないマグネットって素敵ね~~
ちょっとお高いけどたくさん学べたから~・・・・
ナイス!

青々

No title

阿維さま
どんな体験もそうなんだけど、同じものを2つ作ると、納得のものが出来上がるのだけど、
時間とお金が問題。 それに同じもの2個あっても…とも。
3000円も掛けるとなると、別の新しいものに挑戦した方がいいかな~ってなるのよね。
今回フックとしてはお高くつくけど、講習料・材料代と思えばまぁ納得だし、
何より作ってる時間が楽しいから、良しとするわ。 ナイス!ありがとう