切り戻し

何年も宿根・多年草ものを育てているガーデナーさんは、まず行ってる「切り戻し」
 
「剪定」とも言われ
開花期間中、花姿が乱れてきて切り戻す「弱剪定」もあれば、
花後、来年のためにとバッサリと根元近くまで切り戻す「強剪定」もある。
 
 
宿根ものが8割以上占める我が家のベランダガーデニングも然りで、
我が家は、限られた狭いベランダだから、
鉢を大きなものに植え替え、草丈をそのまま育てる訳にはいかなくて、
強剪定は必須なの。
 
 
その強剪定、植物によって時期は違うけど、
大きく言って、「冬の芽吹き前」と「花後の梅雨前」の2パターンに分かれるかしら。
 
 
我が家のベランダは、戸建ての地植えに比べたら比較的暖かいせいか、
葉が完全に枯れ落ちるのが、大抵一番寒い2月。
その後、春新芽が動き始める前に、株元20㎝近くまで切り戻すのが大半。
 
これが、「冬の芽吹き前」剪定
 
前記事に登場のランタナ、キャッツテール、宿根マリーゴールド、サルビア・コクシネア
それから千日小坊も、そうして何年も生き残ってきた。
 
 
 
もう1つの「花後の梅雨前」というのは、我が家ではユリオプスデージー
 
5月花が咲き終わって6月の梅雨入りの前に、蒸れを防ぐ意味も込めてカット
 
 
一般に言われてる「剪定」は、「葉を残してカット」だけど、
先に記したように、我が家はこれ以上大きく出来ないから、
木質化した茎の出来るだけ近くまで切り戻してるわ。
 
 
ただねぇ、切り戻し過ぎて枯らしたこともあるから、「どこまでOK」とは言い難いなぁ。
 
 
今回6月上旬切り戻した、13年生き残ってるユリオプスデージーは、
只今無事、新芽が出てきてる~
 
(ちなみに、
写真の株元に写ってるVの枝、もう芽が出ません。
 

 
 
 
2年めの春の開花が一段落したレースラベンダーも、今回思い切って切り戻してみた
 
どうしても、初めての種類のものは恐くて、切り戻しも遠慮気味
 
だから、最初は、新しく株元から伸びて花穂伸ばしてるのは、切り残したのだけど
どうせならと、3日後にバッサバッサと更に切り詰めちゃった。
 
 
一緒のプランターに植えてある手前の千日小坊も、春の芽が綺麗に伸びてたけど、
枝数増やす「摘芯」も兼ねて、こちらもバッサリと切っちゃった。
 
 

 
 
こちらも現在順調に、脇芽いっぱい伸ばしてるよ~
 
それに、レースラベンダー切り戻したおかげで、
陰になってた新入りのサルビア・ファイヤーセンセーション
日当たり良くなって、成長復活したよ。
 
 
千日小坊の方は、花が咲くのは秋だから、
草丈押さえるためにも、8月下旬にもう一度バッサリカットかな~
 
 
 
「切り戻し」ってほどではないけど、
 
開花中のバーベナって、(写真は再び満開を迎えたバーベナ・恋ごころ
咲き終わった花穂を a のところでカット
すると、
確かにそのすぐ下の脇芽が育つけど、
それを繰り返すと、株元の葉っぱが枯れ、株も徒長気味で崩れやすいから、
我が家では、あえて株元により近い b で切ってる。
 
上の脇芽は捨てることになるけど、その下の脇芽が伸びるからOKよ。
 
 

 
 
 
もう1つ、今回お試しの「切り戻し」をしつつ、新芽が伸び始めたものをご紹介
 
普通は1年草のはずが、なんと冬越えしてしまったという這性の斑入り葉トレニア
 
 
冬になったら枯れるかな~と思いつつ、葉色が綺麗だったから水やりを続け、
冬の間は、寒さで枯れた部分だけ切り取るに留めて、
暖かくなった4月から徐々に切り戻して、5月新芽が動き出したのを確認して、
ハンギングバスケット周りを全部カット。
 
で、現在新芽がワサワサ伸びて、ついに蕾を付けたよ~
 

 
 
 
 
切り戻しとは話変わって、現在の我が家のベランダの他の花もご紹介
 
 
4月中旬からず~っと咲き続けてるヒメノキシス・イエローファンタジー
花の大きさがちょ~っと小ぶりになってきたけど、まだまだ蕾上がってるわ。
 
 
その後ろに写ってるのが、1ヶ月前に植え付けた白花のイソトマ・優華
普通のイソトマに比べると、小ぶりだわ~   順調に成育中
 

 
 
そのプランターの片隅で元気をとり戻してるのは、アリアケスミレ
花の時期はとっくに終わったけど、「閉鎖花」をたくさん咲かせてる
よ。
 
閉鎖花は、文字の通り花を開かず、閉じたまま自家受粉をして種子を形成するそうで、
知らないうちに、種が弾け飛んでた。
 
 
私、ガーデニング歴は10年以上になるけど、一度もスミレを育てたことがなく、
閉鎖花って今回初めて知ったわ。
 
 
 
コンパクトタイプのコレオプシスと、ルドベキア・チェリーブランディ
無事冬越えして咲き出したよ~
 
どちらも冬の間に切り戻しておいたものよ。
 

 
 
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Comments 16

dicila

No title

的確な剪定で、いきいきとした植物になっている~! わかりやすい写真で、うんうん、なんて見ながらうなずいてました(笑) 葉を残さずに剪定するのは勇気いりますね。でも大きくなり過ぎないようにするためにどうしても・・・ トレニアもすごいなぁ。これを見たら、一年草扱いできなくなりました。

青々

No title

dicilaさま
プロの方に的確と言っていただけて一安心。
葉を残さずに…って、一か八かの賭けのようで、
最初はこわごわ遠慮勝ちに切って、芽が出てくるのを確認すると、
更に切り詰めてるットことがよくあるわ(笑)
トレニアには私もびっくり。 何度かトレニア育ててるけど今回お初よ。

Jyuri-

No title

ハーイ

切り戻し勇気がいるよねー大丈夫かなって思いながら切りますーお向かいさんには花が咲いてるのにもったいないって言われますがほっとくと夏は伸びすぎてかっこ悪いもんね、
トレニアこちらも冬越え試したけどダメでした、ベランダがいいんだね、
ナイス☆

青々

No title

Jyuri-さま
私、花が終わったのは結構バッサリいけるけど、
花が咲いてる最中のはなかなか・・・摘芯がやっとかな。
でも、これからの夏を思うと思い切ってきらないとねぇ、
狭いベランダがジャングルになっちゃう~ カニ歩き状態避けねば(笑)
トレニア試したのね! 我が家も、真夏に強かったもう1種は枯れたわ。
この生き残ったのは、猛暑に何度も死に掛けたヤツだから、
暑さより寒さに強い品種かも。 ナイス!ありがとう

めりる

No title

こんにちは^^
切り戻しって、ほんと勇気が要りますよね^^;;
なかなか出来ないけど、やらなきゃやらないで可愛そうな事になっちゃうし。
どの子もイキイキ、成功ですね♪
斑入りのトレニア、素敵だわ~

日向人

No title

私も昨日今日と紫陽花やペチュニアを切り戻したわ!
花壇はほとんど花が咲いてなくて寂しい~
青々さんとこ越冬組みが頑張ってわさわさしてるね。☆
梅雨時期は日照不足や害虫で消えるのが多い。
スミレの閉鎖花って不思議よね。

青々

No title

Merylさま
開花中に切り戻すのは、勿体無いという気持ちとの戦いで、
株元まで切り戻すのは、枯れの恐怖との戦い。 ほんと勇気がだわ。
斑入りのトレニア、草花が少なくなる冬の間、貴重な葉物だったよ~
でもこれ、逆に夏の日差しに弱くって。異質なトレニアだわ(笑)

青々

No title

日向人さま
早っ、もう紫陽花切り戻したんだ。 さすが南国!
でも、気温的にみると、そちら30℃越える日まだなくて、
こちらの方が暑いぐらいなのにねぇ。 今日も32℃よ!
我が家のアナベルは確かに峠越えたけど、実家の額紫陽花まだ見頃よ。
スミレ、増えるよ~っておっしゃった意味がよく分かった!
花期以外でもこんなに閉鎖花開いたら種飛ぶはずね。
ナイス!ありがとう

植木屋ばる

No title

さすが、しっかり やってらっしゃる(^^)
こっちでも、先月、マーガレットをばっさり剪定したんだけど、どんどん新葉が出て花芽が出て、すっかり満開になっちゃった(^^)
剪定のしかたによっては、年に2度も3度も楽しめますね(^^)

花壇の花は「花を途切れさせない」という学校側からの要望があるので、どうしても強剪定ができないんです。
今日も、バーベナを見ながら ばっさり刈り込みたいな~って思うんだけど、枯れたのを摘まむしかできなくて。
お花を植えるところまでは、自由にやらせてもらってるんだけど、肝心の 管理のところで制約が大きくて困りますね(^^;)

スミレは、大好きなので 何株も育ててるんだけど、花の季節は短いくせに、閉鎖花は次から次と。
これが 全部ちゃんと花として咲いてくれたらどんなにいいかと思うわ~(笑)

*けい*

No title

こんばんは
青々さんの記事を見てペチュニアの切り戻しをしましたよ~
花がついてたので飾ってみました
今日の午後、凄い雷雨で他のペチュニアもかなり傷んだのでそれも明日切り戻そうと思っています
わが家は高温多湿に弱いものから駄目になる感じです
ヒメノキシス・イエローファンタジー、爽やかな黄色ですね
ナイス

青々

No title

植木屋ばるさま
マーガレット、先月ならまだ咲くのね!
以前育ててた時は、このユリオプスと一緒に切ってたから、
もう咲かず夏越しだったわ。
そっか、花壇だと難しいわね。1年草扱いで冬に全部植え替えるのなら、
多少姿が崩れようとも切り戻しはなしだよねぇ。
我が家のアズーロコンパクト、本当は夏本番前に一度バッサリ切った方がいいらしいけど、私は花を継続させたくて、摘芯だけで毎年しのいでるわ。
スミレ、ほんとこれ全部花として咲いて欲しいなぁ。

阿維

No title

こんばんは!

切戻しはさっぱりするし次に花を咲かせるために大事な作業かと思いますがここではバッサリ切るほど成長も早くないし二度三度咲かせることが難しいかな~
切戻しをすると花姿も整いますね、

斑入り葉のトレニア、咲くと見事でしょうね、
スミレの「閉鎖花」っていうんですね、
知りませんでした~
それであちこちから出てくるんですね~
色々参考になりました、有難う!
ナイス!

青々

No title

けいさま
ペチュニア切り戻されたんだ!
開花中のを切るのって、とっても勇気がいりません?
私そちらは苦手で。でも、切り始めると何か快感で思いっきりがよくなる。
私、危ない性格かも(笑)
そちら、今日やはり予報通り酷い雷雨だったのね。
こちら32℃近い晴天、暑い~ 生き残りビオラそろそろアウトだわ。
ヒメノキシス、この黄色優しい色でいいでしょ♪ ナイス!ありがとう

青々

No title

阿維さま
そちらは春遅くて冬早いから、2度咲き3度咲きはないわねぇ。
こちら、この時期の切り戻しは、花姿整えるのもだけど、
高温多湿に耐えるためでもあるわ。 名古屋のジトジト半端ないわ。
閉鎖花、阿維さんでも知らなかったんだ。
私もブロ友さんから知ったの(笑) ナイス!ありがとう

kuma

No title

ユリオプスデージー15年!
すごいですね。
ホント木化してる!
鉢を大きくしたくないってわかります。
我が家もバラやクレマチスはばっさりやってます。
でもなぜかそれ以外はばっさりできないんですよ。
なぜか。
だからうまくいかないのかなぁ。

青々

No title

kumaさま
ユリオプス訂正しときます。13年でした(笑)
株元かなり太い幹でしょ。
数年前この鉢にコガネムシの幼虫大量発生して、もう1株とこの株の半分がやられ、ちょ~っと不格好になっちゃったけどね。
クレマチスって、私よくわからないけど、強剪定出来ない品種もあったりで、
難しそうだから私手が付けれないのだけど、ばっさりいっちゃうんだ~
我が家、高額苗ないから枯れても惜しくない~と割り切って切ってる(笑)