その中で安曇野では男神・女神か並んでいる双体道祖神が多いことで有名とか。
ここでちょっと
道祖神のお勉強を

道祖神は、本来は悪霊や疫病など邪悪なものが集落に入り込んでこないように、
辻村境・峠などに祀ってきたのが始まりで、
今では、縁結び・疫病退散・五穀豊穣・家内安全・子孫繁栄などの願いが込められてるそう
多くの場合、道祖神と同じところに庚申塔・二十三夜塔も祀られてて、
私が朝の散歩

で見たの

もそうで、(安曇野市穂高にて)
こちらは、文政年代(1818~1830)に作られたもの。 (一番左の「大黒天」は大正時代)
安曇野で双体道祖神が彫られるようになったのは、享保年代(1716~1735)からのようよ。
穂高地区では、毎年道祖神祭りの時に、子供たち


が祈りを込めて彩色するのだとか。

こちらは文字碑 道端のあちこちに。
右上のちょっと大きい双体道祖神は、大王わさび農場の敷地内のもの。

こちらは、昭和になってから作られたもので、新しい方かな。
もう1つ、安曇野らしい風景として見られるのは、各家の
屋敷林
暴風・暴雪・燃料や建材の目的で、家の周りに植林されたものだけど、
近年は維持管理が難しくて減ってきてるそう。

こちらは、なが~い坂道の途中で発見、雪時に活躍かな~
安曇野は田園風景が広がるけど、私の実家の平野一面に広がる田園と違って、
山麓だから、緩やかな段々畑状態。
道は一見そんなに勾配キツくないのだけど、その横を流れる側溝の水

の流れは凄かった。
それに、その水の透明度も凄くて、さすが名水・北アルプスの水の地だわ。
その湧き水を使って、安曇野の一大産業・観光のメッカとなってるのが、「大王わさび農場」
東京ドーム11個分の広さを誇る日本一広いわさび農場よ。
安曇野の団体ツアーといえば、まずここだものねぇ。
ラ・カスタ ナチュラルヒーリングガーデンが閑散として静かだったのに対して、
(ラ・カスタは、完全予約制で人数制限してるから、当たり前だけど)
まぁ、ここは人が多いこと

夏休みの土日だったから家族連れ


も多く、ごった返してて、
水流の冷たさなんてどこへやら・・・
ミンミンゼミもけたたましく鳴いてて、汗

拭き拭きの散策

に参ったわ。


一面、寒冷紗に覆われた
わさび田
わさびが植えられた畝には、13℃の冷たい湧き水が、水量も豊富に勢いよく流れてた。
このわさび農場の脇を流れる蓼川にかかる3基の水車小屋の風景
この川で、クリアボートの体験も行われてて、静かな風景は一変

写真

撮るのにも、それがちょっと離れた隙を狙ってやっと・・・
この水辺は、故黒澤監督の映画「夢」のロケ地で、その当時(1989)のままというけど、
水車自体は取り替えられて間もないのか、真っ黒新品だったわ


わさび田の一角の小さな池に
虹鱒が飼われてて、なんと
黄金
の虹鱒が

一見、鯉にも見えちゃうけど、違うのね。
その池には、
勿忘草が群生してたんだけど、勿忘草って水に浸かっても咲くものなの



追 記

ブロ友の日向人さんが調べてくださいました

私たちが普段、花壇とかで見たり育てたりしてるワスレナグサは、園芸品種で、
本来のワスレナグサは、水辺などに咲く湿性植物
「勿忘草」の名前の由来となったのは、この水辺に咲く品種
園芸品種と区別して、シンワスレナグサの名前がついてるそう。

これは、本来の勿忘草ってことね

敷地内には、神社や洞窟もあって、
このわさび田に「大王」と名前がつく由来に基づくものだと、初めて知ったわ。
ちょっと写真ぼけてて読みにくくて、ごめんなさい。

その模して作ったという大王窟と隣接する開運洞
この大王わさび農場では、
さわびのソフトクリーム
とコロッケが有名なんだけど、
暑さと人混みに疲れて食べる気力がなくなり、残念ながらパスしたわ。
ここを見た後、明るいうちに帰路についたのだけど、、、
長野自動車道から中央自動車道に入って、


駒ケ岳SAで、早めの夕食

食べてるうちに日が陰り、

飯田IC~恵那ICのカーブとアップダウンが続く夜道、土砂降り

に見舞われて、
前というか先が全く見えない~~~
こんな中80km以上で走るなんて・・・ ぎゃぁ~~~~

運転途中、助手席の母

が話しかけてきて、
「今はだまっとって

」と、さすがに遮ったわよ。
おかげで肩こりバンバン、つっかれた~

でも、何とか無事に帰って、今となれば、いい旅だったなぁと。
ここまで長々と、安曇野の旅お付き合いくださいまして、ありがとうございました

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