我が名古屋地方、ここ数日は比較的寒くない日が続いてる。
暖かいって言えるほどではないけどね。
今日は夕方から雨

だけど、
昨日はいいお天気

でお日柄も大安
そんなおめでたき日に、知人のお嬢様が結婚式

を挙げられ、
私は朝、その知人(新婦のお母様

)の
黒留袖の着付けへ。


話は半年ほど前に遡るけど、
実はこのお嬢様の結納

の時にも、
そのお嬢さまの振袖

と、ご本人の訪問着

の着付けを頼まれたの。
以前、美容室

でヘアーセットと一緒に着付もお願いしたら、
滅茶苦茶締め付けられて、食事どころか気分が悪くなって懲りたとか。
結納の時の着付けがこちら

知人が着られたのが、ご自分のお母様の着物

お嬢様は、ご本人の振袖

、二十歳以来久々だったとか。
人間誰でも体型は左右対称でないけれど、
このお嬢様、上半身がかなり左に傾いてるのを、後で後姿見て気が付いて、
(ご本人も知人も、この時初めて気づいてびっくりしてた)
私は、腰の高さの差まで対処出来なかった着付に、悔いが残ったわ。
それに、知人がちょっとでも締め付けるとキツイ~って、、、
その言葉に緩め過ぎた感があって、それも後悔。
う~~~~ん、着崩れしない程度の緩めの加減って、難しいわ~

でも、その緩めのおかげで、ホテルでの結納のお料理

完食でき、
帰ってくるまで苦しくなくて良かったって。
それ故、結婚式当日もよろしく~ってなったのだけど、
留袖は比翼が付いてるため重いし、
花嫁の母となれば、披露宴でじっと座ってられないし…
で、昨日は着崩れないよう腰ひもちょっと締めたのだけど、
どうだったかなぁ、不安

余談だけど、
この黒留袖は、新調されたもの。
ご自分が結婚された時、留袖も用意されたのだけど、
2000年の東海豪雨

の床上浸水で、全部ダメになったって・・・悲惨よね。

着付料はお仕事としてしっかり頂いたのだけど、
もう一つ頂いて帰ってきたのがこちら
嫁入りの菓子
こちら名古屋・尾張地方では、
花嫁が家を出るときや跡取り息子が嫁を迎えたときに、
2階の窓や屋根から菓子を撒くという「嫁入りの菓子撒き」の風習があったの。
「名古屋の嫁入りは派手」と全国に伝わり、
この菓子撒きも有名みたいだけど、それは昔の話で、
今時は、住宅事情

もあるし、実家から花嫁姿をして出る人も少ないので、
ほとんどみられなくなったと思うわ。
○十年前結婚した私の時でさえ、着付は結婚式場のみでだったし、
当時にしたら晩婚だったから、今更近所で目立ちたくなく、

お菓子は撒かなかったの。
その風習の名残で、写真のようにお菓子を袋詰めにして、
ご近所や親せきに配っているところは、今も結構あるみたい。
聞くところによると、近年は、結婚式

の披露宴余興として
会場で出席者相手に菓子撒きをするところがあるとか。
この菓子の袋詰め、知人の話では中身にも意味があって、
品数は末広の
8種、祝いの
昆布・海老・鯛などに因んだものが入れてあるそうよ

菓子撒きは、実は名古屋だけでなく全国にあるそうだけど、
皆さんのところではどうかしら

No title