押し花アート作品展 -The MUSEUM

我が名古屋地方、遅咲きの八重の枝垂れ桜
も散り果て、
街路樹は、ハナミズキやツツジの蕾が目立ってきた今日この頃。
(あっ、、、このブログの背景も替えなくっちゃ


でも、4月に入ってからず~っと、雨
が降らない日がないってほどで、
晴れ間
が見えたのがわずか3日だけ

気温も20℃を超えたのはたった2日で、3月後半より寒いよ~~~



さて今日は、4月上旬、名古屋市博物館のギャラリーにて開かれた
ふしぎ花倶楽部「押し花アート作品展-The MUSEUM」より、
作品のいくつかをどど~んとご紹介
(ようやく写真整理が出来たよ~


東海三県で活躍中の押し花インストラクターの作品が一同に集まる作品展で、
一部生徒さんの作品も出てるけど、毎年力作揃いで見応えたっぷり


新しい技法を使った作品も展示されてて、しっかりチェックしてきたわ。


写真撮影
の許可頂いたので、とりあえずは全公開で。
後日、ファン限定に切り替えさせていただくわね。


展示されてた額数は全部で160点を超え、
そのうち、私の独断と偏見で、30点ほどをピックアップ、一気に行きます


初めに
ガラス面の額作品のため、背景の映りこみが多々あり、
本来の色・デザインが分かりにくいのもありますが、ご勘弁を~

出来る限りは、撮る角度変えて調節したけどねぇ。


で、正面から撮ってないものは、PC
に取り込んだ後、
画像加工ソフトにて、正四角形になるよう修正・加工したのだけど、
縦横の比率が実際と多少違うのもあるので、ご了承を。



では、まず従来の技法の景色ものの作品から、






竹は、笹の葉が使われ、節部分の白黒の筋は手で描いたっぽかったわ。




次に、押し花らしい花のデザインもの





こちらは、ジャガード織りの生地の模様を上手く利用したもの。 
 艶消しゴールドの模様は、紙の切り抜きかな
 





コースター型の黒レースと蝶の白レースを取り入れて。



プリント背景紙の上に、
写真印刷のグラスとワインボトルの注ぎ口を切り抜いて載せ、
赤花をワインに見立てて





この近年の押し花作品は、他素材・他分野とのコラボが増えてて、
今回新しく出てたのが、ペイント(絵具)
とのコラボ

レース模様のステンシルも取り入れられてたわ。


この手の作品の出品が滅茶苦茶多かった~
  その中から抜粋何点か。


 





もう1つ、新しい技法なのか初めて見た水面の波紋

白半透明のフロッキーのオーガンジーのようなものを切り抜いて載せたのかな
詳細は不明だわ




この独創的な絵・デザインも凄いけど、(ちなみに題名は「ギョッ!魚?」
 その魚
に使ってるのはマムシソウ
 その発想も凄すぎる。。。





こちらは、「落ち葉のコンチェルト」 
まるで絵を描いたようだけど、これちゃんと枯葉
押したものよ。
 
どうもこの2作品、同じ方の作品みたい。



次に、新しい技法って訳ではないけど、
背景も全部押し花(葉)で埋め尽くされた油絵のような作品をご紹介

私も一度こういう作品作ってみたいと思ってるけど、いつになるやら~








全面を埋め尽くしたと言えば、
これ程手間暇掛けてるものはないと思われる、切り貼り究極の作品

分かります
  卵型楕円も背景の升も、
花弁敷き詰めたものを何色も作って、それを切り並べて繋げてるの。





花弁を切り貼りした、別の個性的な作品






節句もの2点

、こんなの毎年飾ったらいいなぁ






こちらも、個性的なデザイン
 皆さん、どういう発想からくるのかしらねぇ





ただね、
今年の作品群、力作と言えるものが何点もあるのだけど、
過去の同じ作品展に比べたら、景色ものが格段に減り、
新聞一面ほどの大額のものもほとんどなくて、ちょ~っと見劣りかな。


それと、初心者レベルの作品もいくつか見かけ、
生徒で出品してる方の所属が、一部のインストラクターに集中してるようで、
同じく愛知県下で押し花を習ってるものとしては、な~んか腑に落ちない…
と思ってしまった今年の作品展でした~


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Comments 14

dicila

No title

こんなにたくさんの押し花。
テーマもいろいろでおもしろい。
特に知らない技術で作ったものは、興味深々ですよね。水面の波紋は、動きがすごくあるように見える。
最後のもかわいい!

日向人

No title

押し花でこれだけ表現するって凄いな~
マムシグサの魚最高ねっ!☆
これだけの作品を作るには発想力色彩感覚技術の高さが必用ね。
青々さんもエンボスとのコラボで素敵な作品を作ってくださいね。

青々

No title

> dicilaさま
この作品展毎年あって、インストラクターさんたちがこの1年間で作った
代表作みたいのを出展してて、決められたテーマはないから、
いろ~んな作品が見れて面白いわ。
押し花を知ってる人も知らない人も、これ何で出来てるの?って、
作品に顔擦りつけて見てるよ~(笑)
最後の見辛くてごめんなさい。 イラスト挿絵風でいいでしょ♪

青々

No title

> 日向人さま
押し花はやっぱり絵画の世界、奥が深いわ~
マムシグサ、いいでしょ! 日向人さんのブログに出会ってなかったら、
私これが何で出来てるか分からなかったよ!
これらの発想力どこから沸くのかしらね?
私、人と同じの作るの避ける方だけど、とてもこれらには及ばない。
自分がつくづく凡人に思えたわ。ナイス!ありがとう

*けい*

No title

こんばんは
いろんな技法があるんですね~
最後の方の前面敷き詰めは、パッチワークのクレージーキルトとか
ウォーターカラーキルトのようですね
材料集めも大変そう~ ナイス

阿維

No title

こんばんは!

押し花をやっている青々さんから見るとあれこれ思うことがいっぱいでしょうね。
手間暇かけて作品作り、根気とセンス??素晴らしい発想力に感嘆してます。
青々さんがやってみようと思う作品、素晴らしいです、
私の好みかな~~
ナイス~!!

kuma

No title

う~ん。
すぐ近くにいたのに行けず残念!
160点もの作品とはすごい数だわ。
毎年この時期に開催されるの?
来年もあるのなら忘れず行ってみたいと思いますが・・・

植木屋ばる

No title

凄いとしか言いようがないわ~。
押し花なんて、お土産屋さんで売ってる地元の人の手作りの「栞」とかしか知らないから(笑)、こんな世界があるだなんて 青々さんのブログを見るまで知らなかったの。
押し花アートを見慣れないバルには、どこまで押し花で 何がどうなってるんだか、見分けもつかないわ(笑)
青々さんの作品も見たい~♪(^^)

青々

No title

> *けい*さま
なるほど~パッチワーク!
ウォーターカラーキルトって私初耳で、検索してみたら、
これまた凄い世界があってびっくり。 私興味津々だわ(笑)
このふしぎ花倶楽部の代表である杉野先生が考案した「ボタニックアート」の
「ネイチャーコラージュ」ってのもパッチワークデザインを応用したもので、
この作品に似たところがあるのよ~ ナイス!ありがとう

青々

No title

> 阿維さま
押した花をそのまま並べて使う作品は、早いものなら2時間で作れて
根気も何もいらないのだけど、凝ったのになるとねぇ。
このセンスや発想力はどこで培うのかしらね?
阿維さんも絵画調お好き?
私、花瓶に花って、正直言って在り来たりであまり好きでないのだけど、
背景まで押した葉で描くってのが魅力的で、この微妙な色合いがドツボ💛

青々

No title

> kumaさま
ほんと残念だったわね。 選りによって、連絡した初日に
そんな近くにいたなんて。 もう1日早かったらねぇ、ごめんね。
この作品展は、毎年この時期(3月末か4月上旬)に、
ここ博物館のギャラリーでやってるよ~
以前は中部かきつばた会のインストラクターのみだったのが、
2,3年前から一部生徒さんの作品も出てるわ。
昔はレカンフラワーの作品もいくつかあったけど、消えちゃった。
来年こそはぜひ~♪

青々

No title

> 植木屋ばるさま
お土産店の栞って方が、私見たことないかも(笑)
私が見てたのは、押し花電報かな、冠婚葬祭の。
押し花のやり方も流派というか教室によって多少違ってて、
純粋に押した花だけ使用ってとこもあるのに対して、
このふしぎ花倶楽部は逆に多種多様、景色の背景は和紙・雪と渓流は綿を使ってるのが多いかな。
私の押し花作品は、まだ数えるほどしかなくて、それも大作はない(笑)
このブログのカテゴリー「レカンフラワー・押し花」に過去作品をアップ。
新作は来月まで待ってねぇ~(笑

Jyuri-

No title

ハーイ

いやあ沢山の作品ですねー写真撮るの大変だったでしょう どの作品がいいかわからなくなったよー

それに青々さんが一つ一つ説明してくれてご丁寧にありがとです、さぞかし作品見てる姿は面白かったのじゃないハハー
押し花も色々進化してるのですねーいやあ感心しましたナイス☆(@_@。

青々

No title

> Jyuri-さま
この作品展見に行くのは、大抵着付教室が終わった後で、
着物姿でカメラ片手に作品にへばり付いてて、さぞかし目立ったかと(笑)
今までは、作品を系統別に分けて載せてはいたけど、
詳しい説明は付けなかったものね。
役だったのなら幸いだわ。 ナイス!ありがとう