新美南吉記念館と半田赤レンガ建物での切り絵展


前記事にちらっと書いた童話「ごんぎつね」の作者・新美南吉の生家と記念館が、
彼岸花の群生が咲く矢勝川にほど近いところにあり、
ちょうど彼岸花が咲く時期を含めて、「ごんの秋まつり」を開催中


その記念館がこちら
 

ちょっと変わった外観・構造で、パッと見分かりにくいのだけど、
波打つ屋根の半地下構造で、入口は地下、屋根上には芝生が広がってる。
(詳しく見たい方は、Googleマップインドアビューこちらをどうぞ)




先に、出口と土産の話で申し訳ないけど、
展示室をぐるっと回って出ると、ショップがあり、そこからの出口が
カフェの入り口と併設になってて、記念館入口と向かい合わせ。

代表作の「ごんぎつね」や「手袋を買いに」にちなんで、
キツネの絵柄のものが多かったぁ。


新美南吉の生涯・作品を紹介した常設展の入り口には、
リアルな人形(像)がさり気なく座ってて、面白い造りになってたわ。




館内至る所(中庭、階段やトイレなど)に、かわいいキツネ
の像があって、
子供でなくても、皆つい「あっ
」と指さして微笑んじゃった。


「ごんの秋まつり」の1つとして、館内には版画と拓本の展示があり、
その日は無料で拓本体験が出来るとあって、私も早速チャレンジ

一般には、石碑などを写し取るためのものだけど、
体験用で私は、ごんぎつねに因んだ絵を選び、色紙にしてお持ち帰りよ。





記念館外の芝生広場には、特別展示で、ごんぎつねのラッピングカー

キツネの顔と尻尾があり、左右違うごんぎつねの場面が描かれてた






ここを見た後、立ち寄ったのは半田赤レンガ建物


明治31年(1898年)に、ドイツの機械技師と醸造技師を招いて、
横浜の赤レンガ倉庫を手掛けた妻木頼黄が設計し、
清水組(現・清水建設)が施工したレンガ造りの建物で、
カブトビール
の製造工場だったもの。

戦後は、日本食品化工のコンスターチ工場として、1994年まで使用

その後、半田市に譲られ、
2004年国の登録有形文化財に指定、2009年近代化産業遺構に認定

年に数回一般公開してたのを、昨年から耐震化・観光化など改修工事をし、
今年7月にリニューアルオープン
したばかり。


観光施設として、展示室や多目的室、カフェやショップが設けられ、
今回、そこで山崎修さんの切り絵展が開催中(10月末まで)




半田の町並みの作品と、知多半島の花を題材にした作品の中から
私の独断と偏見でいくつかご紹介










切り絵は、黒のペーパーを切り抜いて、裏からカラーペーパーを当てたもの。
以前、切り絵体験したことあるけど、結構面白かったなぁ(その記事はこちら


ここの係りの人の話では、
これらの作品を作るためのスケッチが精密で凄かったそうよ。




ここのカフェで、シルバーウィーク1日限定50食のパンケーキ
食べたのだけど、
写真
撮るの忘れちゃった~

それ、ふっかふっかで、イチジクとバニラアイスクリームが添えて有り、
掛けてあった濃厚なチョコソースが美味しかったのよ。


このカフェでは、復刻のカブトビール
とドイツパンとソーセージが味わえるわ。

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Comments 10

日向人

No title

時代を経てもしっかりした造りの建物は風格があり素敵ね。
拓本は良い感じで思い出に残る作品になったわね。
独特の切り絵はやはり趣があっていいわ!

阿維

No title

再び~

半田赤レンガ建物、魅力的ですね~
是非訪れたくなります、

最初に行った時、半田ミツカン酢の里へ、建物が古く趣があって良かったですよ。
工場の見学がしたかったですが、

拓本体験、うまくいったでしょうね、
器用な青々さんだから・・・^^

Garden

No title

この時期には
彼岸花の写真をたくさん見ますが
切り絵にすると新鮮ですね。
クローズアップまでしていただけるので
とっても 魅力が良く分かります。

植木屋ばる

No title

新美南吉記念館、キツネたちが いちいち可愛いすぎる~!
赤レンガの建物も重厚で素敵だし、その中で展覧会とか見られるのもいいものでしょうね♪
この方の切り絵、好きだなぁ。
風景もいいけど、人々の賑わいまで表現してるところに いい味が出てるわ~(^^)

青々

No title

> 日向人さま
このレンガ造りの建物、ビール作りの温度と湿度を保つためか、
壁の厚さが凄かった~
東南海地震・三河地震・半田空襲に耐えた強者ですって。
拓本、もう言われるまま作業するのに必死(笑)
作品としてはイマイチだけど、いい勉強になったわ。

青々

No title

> 阿維さま
赤レンガの方は、ここの生い立ちなども常設展示されてて、
多目的室では随時いろいろ催しものがされてるみたい。
3年前のこの時期に「はんだ山車祭り」を見に行ったとき、
海岸沿いのミツカン酢の建物は見てるけど、時間なくて博物館は見損ねたわ。
むか~し、見た記憶があるけど。
今リニューアルで閉鎖中。この秋新しく酢のミュージアムが出来るとか。
再来年2017年、また山車31基勢ぞろいの祭りがあるので、
その時、赤レンガ建物と合わせて、ぜひ~ ナイス!ありがとう

青々

No title

> Gardenさま
一面の彼岸花を前に、望遠とマクロの一眼抱えた写真家が何人いたやら。
写真クラブのようなグループさんもいたわ。
Gardenさんならどんな写真撮られるかな?って想像しちゃったわ
切り絵、カラーペーパ―を切り抜いたところ全部に当てずに、
白の余白活かしてランダムに入れてるところがミソかもね。
ナイス!ありがとう

dicila

No title

どちらも楽しそうな場所ですね。ごんちゃんがあちこちにいるのがかわいい。
切り絵も見てみたいなぁ。

青々

No title

> 植木屋ばるさま
館内あちこちにいるキツネにほっこりよ(笑)
赤レンガの方では、昨日今日と半田マルシェなるもの開いてて、
ミニ盆栽やコケ玉のお店も出てたとか。
展示だけでなく、いろいろな催しで活用するみたいね。
ばるさん、この切り絵見て、人の賑わいに目を止めるところが凄い!
私がもしこういう作品つくるなら、建物のと同じように、
絶対人避けて花だけの冷たい作品になってると思うわ。

青々

No title

> dicilaさま
大変ごめんなさい。 コメント見逃してたわ。
ごんちゃんが、トレイの1つの小部屋の上端によじ登って覗いてる姿もあって
ユーモアたっぷり。
展示のジオラマも多くて、見て楽しめる記念館だったわ
最近切り絵のカルチャーセンターも増えてきてるんじゃないかな。