押し花作品その13・花籠 45額 パーチメントとのコラボ作品


我が名古屋地方、晴天続きは嬉しいけど、
先週の金曜(16日)から1週間ずっと夏日続きで、最低気温も15℃以上

袷の着物でちょっとバタバタ動くと、汗ばんで暑いったら

10月も後半だというのに、暑がりの私は未だに長袖が着れない。
マンションの我が家、クーラーが復活してるよ。。。


街中でもちらほら紅葉した街路樹を見かけ、
今年は本格的秋も早いと思ってたのに、足踏みかしらね。



さて、前記事でご紹介したパーチメントクラフトのレース調テーブルクロスもどき

それが作品にどう使われたのか、その続きのお話を



冬~今春まで我が家のベランダを彩ってた変わり咲きビオラの1つ、
ヌーヴェルヴァーグ~すみれの革命の2色と遊(あそび)を押したものを
L字型に隙間なく敷き詰めて、テーブル面を作製。

ビオラの色の濃い部分は、訳あって左下一部に集約よ





まぁ、これだけ見ても何なのか、あまりピンと来ないかも。

ビオラの花弁の模様なんて、すっかり隠れて何の意味もないわね。


そしてもう1つ、以前押したサニーレタス覚えてみえるかな
(その記事はこちら これ時々検索に引っかかるみたい)
それを敷き詰めて、こちらはその上に
薄茶のグラデーションが入った薄和紙を2枚重ねにして被せたの。





薄和紙を重ねると、ベールが掛かった状態で、背景らしくなったかな。

こちらはこの後、先生のアドバイスで一部濃淡を修正貼り換えてます。



この2つを組み合わせた上に、
以前クイズにもしたトウモロコシの皮で作った花籠を配置し、
そこに、我が家のベランダガーデンで咲いた色とりどりの花々と葉・約30種
活けてみたわ。


出来上がったのがこちら  45額(デザイン面の大きさ:縦35㎝×横27㎝)





パリパリに乾いてて、ちょっと触ると、花弁は抜け落ちるわ、葉は破れるわで、
ピンセットとボンドで補修に必死

おまけに、全部重ね置きだから、
1つちょっと位置を変えようとすると、連鎖反応であちこち動いちゃって、
もう大変 格闘ものよ。 手が3本も4本も欲しかった~


花の種類、いくつお分かりになるかしら
最後に記載するので、そちらと合わせてみてね。





紫色に写ってる無地のと絞り柄のは、押して変色したバーベナ・恋ごころ
元の花は、左隣りの千日紅・ちなつのようなマゼンダカラー

赤花処理液によって色をある程度戻すことも出来るけど、
この紫の方が、絵としてバランスいいかなと思って、あえてそのまま使用したわ。


右上のナデシコも同様、元の花はもう少し薄くて明るいピンクよ。


黄色や青系の花は、押してもそのままの色が多いけど、
ピンク系は紫に、赤系は茶色に変色するのが多いかな。

その代り、黄色は花の種類によって後々に白く脱色しやすいので、
それを避けようとすると、使用する花は限定されるかも。






トウモロコシの皮で作った花籠の器と持ち手は、パステルで陰影を追加


 白地のテーブルクロスの籠の影になる部分も、パステルで更に濃くしたけど
 写真写りは何故か薄いなぁ

      
 持ち手に絡めたのは、今年のグリーンカーテンのアサリナの蔓 


 白のレースラベンダーは、そのまま押すと、花弁に皺が寄って綺麗でないので、
 小花のいくつかは別に押して、後で組み立てたものよ。




私が習う「ふしぎな花倶楽部」の押し花は、
乾燥剤と脱酸素剤を入れて、裏側から厚手のアルミ箔で覆って
ガラス面と密封状態にし、何年もこのままの色を保つというもの。



その密封作業の前に、花の位置はいいか、葉の隙間から台紙の白が見えてないか、
ゴミは入ってないか、などと散々チェックするのだけど、
見落としたり、直前に動いちゃったりで、
密封後にあちゃ~と…

レタスが破れてたよ~(↑赤の○部分) もう後の祭りだわね



 
では、最後に花の名前を。

 1 : クリサンセマム・ホスマリエンセ
 2:ユリオプスデージー
 3:ミニバラ(小輪)
 4:ベロベロネ
 5:ライス・フラワー
 6:コレオプシス
 7:スカエボラ・ダイヤモンド・イエロー
 8:シルバーレースの花
 9:レースラベンダー(白)
 10:メカルドニア・カスタードクラウンとゴールドダスト
 11:ナデシコ
 12:極小輪の軽井沢ビオラ
 13:千日紅・ちなつ
 14:八重ワーレンベルギア・タスマニアンブルー
 15:バーベナ・恋ごころ
 16:スクテラリア・ベンテナティ・ピンククリーパー
 17:クレオメ・ハミングバード
 18:アキレア・ノブレッサ
 19:ウィンター・クローバー
 20:トウモロコシの皮
 21:ヘデラ
 22:アサリナ・すだれ
 23:クレオメ・ハミングバードの葉
 24:白花ブルーデージーの斑入り葉
 25:ブルーデージーの斑入り葉
 26:蓮華草の葉
 27:ビオラ(ヌーヴェルヴァーグ~すみれの革命と遊、その他)
 28:サニーレタス
 29:オキナグサの葉

トウモロコシの皮とサニーレタスを除いて、
他はすべて我が家のベランダガーデンで育てた花たち

これら以外にも、押し溜めて使いたい花はいくつもあったけど、
できるだけナチュラルっぽく、花径が大きくないものをチョイスしてみたわ。



この作品は、来週10月31日(土)・11月1日(日)の2日間
アルコ清州(清須市清州勤労福祉会館)にて、市民文化展に出展予定


それに間に合わせるためにと、
4週連続、先生の持つ他教室にまで押しかけて、しんどかったけど
パーチメントの異素材も馴染んで、まぁまぁ自己満足の作品に仕上がったかなぁ


もしかしたら、
毎年春に名古屋市博物館で行われてる「押し花アート作品展」
(ふしぎな花倶楽部の東海地方の押し花インストラクター一同が出展する作品展)
にも出させてもらえるかも~
                                                                             
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Comments 16

*けい*

No title

こんにちは~
素晴らしい作品ですね~とっても素敵です!
たくさんの押し花のすべてご自宅で育てられたのが凄いです!
すべてを名前入りで紹介されるのもさすがです!
ビオラが隠れちゃうのがもったいないくらいですね
レタスの背景は最初、山並みにも見えました^^

日向人

No title

凄すぎ~~
花の種類も多種だし手をかけて作ったのね!
背景まで・・・レタスもこんなになっちゃうのね。
こんなに素晴らしいんだもの!作品展出品間違いなしだと思うな!

Jyuri-

No title

ハーイ

パーチメントと押し花の合体お見事です、ナイス☆

久々に細かい仕事してますねーこれだけやるともう目は
しょぼしょぼだよねーハハー
レタスにとうもろこしの皮にはおどろきました
いい発想です、ダブルナイスですー^^
作品展に出展できますよう祈ってます~~(*^^)v

植木屋ばる

No title

溢れそうな花籠、なんて素晴らしいの~!
いろんな工夫をされてるのも凄いけど、何より 青々さんのお花への愛情が溢れてるわ~。ベランダで育てたお花たち、どの花も生き生きと見えるもの。
その作品展、全国を巡回とかしないの~? 生でみたいわ~!

青々

No title

> *けい*さま
ナイス!と共に、そう言ってくださってありがとう!
ベランダの花を活かしたくて始めた押し花とレカンだから、
この作品は本望というか、ベランダの集大成かもね。
花の名前記載は、最近忘れ易くって出てこないから、その予防(笑)
このビオラ、本当はもっと生かした作品に使いたかったけど、
それいつになるか分からないから使っちゃった~
レタスが山並みに見えるって、けいさん鋭い。
この作品は明暗だけで山を意図してないけど、
そういう使い方、景色押し花でされてるわ。 白菜だと雪山よ。

青々

No title

> 日向人さま
この作品は気合を入れて作ったよ~(爆)
「絵画的・油絵的な作品作ってみたい」ってとこから始めたけど、
「ベランダの花活かしてナチュラルに」が捨てきれずに、
結局その折半のような作品になっちゃった。
春の作品展の方は、先生から「出してみる?」って言われて、
市民文化展とは規模もレベルも違うから、嬉しかったよ~
ナイス!ありがとう

青々

No title

> Jyuri-さま
さすがよ~く分かってらっしゃる、ほんともう目がしょぼしょぼでね~
今の時期花粉も飛んでるらしく、ダブルパンチよ。
老眼また一歩確実に進んだわ。 老眼鏡が必須になってきた(笑)
今回の作品は、初チャレンジの技法も多く内容が濃くて勉強になったわ。
パーチメントも4月に作品展控えてて、気合入れ出したところよ
七宝焼きの記事共々、ナイス!ありがとう

青々

No title

> 植木屋ばるさま
ベランダの花を活かすために始めた押し花だから、この作品は本望かも。
押し花って、咲き始めを押すのが一番きれいで、
咲いて時間が経ったものだと変色してばれるのよ。
でも、ベランダで咲いた姿見る前に押しちゃうのは忍びなかった~(笑)
ははは、残念ながら巡回まではしません~
愛知県には地質調査の機会ない?(笑)

dicila

No title

うわ~っ、すごい大作!!!
青々さんが育てた花をしっかり使って、パーチメントクラフトとの合わせ、素晴らしいです。

青々

No title

> dicilaさま
以前dicilaさんに使用許可を頂いた写真を基にして、
こんな風な作品になりました~♪
その節は快諾してくださってありがとう。
おかげさまで、籠の編み目・大きさ・位置・背景など凄く参考になったわ

阿維

No title

こんばんは!

とっても素敵です!どれだけ手をかけた
のでしょう・・・気の遠くなるような作業ばかりです。
何処へ出品しても感嘆の声が聞こえてきそうです。
大作ですね、

青々

No title

> 阿維さま
この作品は、何が何でも来週の作品展に間に合わすって決めてたので、
細かい作業も何の苦も無く頑張っちゃったわ。
期限がないとついダラダラとなって、途中で嫌気がさしかねない(笑)
作品展用として額のサイズは決して大きくはないけど、
私としては中味が詰まった大作かな。
でも、パーチメントを知らない人が見たら、テーブルクロスが手作りって
気づいてもらえないかも… ナイス!ありがとう

kuma

No title

すごいすごい!
ブログで紹介されてたお花ばかりですね。
見覚えあります。
27種類もベランダのお花が贅沢に使われてるんですね。
実物見るのが楽しみ♪

青々

No title

> kumaさま
作品展前に載せちゃって、当日の楽しみが半減しちゃったかしら?(笑)
よく花覚えてみえるわね。
出来るだけ、ナチュラルっぽい花をチョイス。
押し方も真上からでなく横向き姿とか。
押し溜めておいた花で十分と思ってたけど、押し直した花が結構あるわ
私は搬入(前日)と搬出(日曜午後)しか会場にいないけど、
楽しんでいってね~

kuma

No title

今日見に行ってきました。
お花の色がとってもキレイで目立ってましたよ♪
平面なはずなのに立体的にも見えてました。
特に籠の質感は籠そのもの。
とうもろこしの皮とは思えません。
同じくレタスも知ってないとわからないですね~
知っているだけで何倍にも楽しんで見られました。
いいものを見せていただきありがとうございます(^^)

青々

No title

> kumaさま
足を運んでくださってありがとう!
制作過程見てない押し花仲間にも、背景や籠・テーブルクロスについて
「これは何で出来てるの?」と散々聞かれたわ。
パーチメントも言わなきゃ手作りって分からないしね。
説明くっ付けておきたかった~(笑)
これと猫の2点、6日からは枇杷島郵便局で展示よ~♪