この季節、店頭はクリスマス

一色に変わり、
パーチメントクラフトのレッスンでも、
クリスマスものに取り掛かりたいところ。
でも、4月半ばに、2年に一度の美術館での作品展が決まってるものだから、
そちらの作品制作に取り掛からないとねぇ

実は、作りたいデザインは、夏前からすんなり決まってたんだけど、
あの押し花とのコラボの「テーブルクロス」挟んでたもので、ストップ

ようやく取り掛かったものの、試行錯誤の連続で…

パーチメントって、専用の図案集

からデザインを選んでも、
その見本通りに作る必要はなく、色も加工方法も個人のセンスで自由。
まして私は、図案集ではなく、
お気に入りの一般イラスト画像を基にデザイン起こすものだから、
全部一から考えなくてはならなくて…

パーチメントクラフトの基本は、
白の半透明の厚手の専用トレーシングペーパーに、白インクで図案を描くけど、
カラートレーシングペーパーも有るし、カラーインクも有り。
特にゴールド

のインクを使うことが結構あるのだけど、
そのゴールドの色にもいろいろあって、黄色味のゴールドだったり白金だったり。

これ、お試し描きなんだけど、
この菊の輪郭描くのに、3種類のゴールド使ってるのわかるかしら

左側の一番きらきら光ってる輪郭(壺のインク)が書道用で、
墨と同様乾くと水に強く、擦っても金粉が取れないのですって。
ただし、顔料が壺の中ですぐ沈むので、始終かき混ぜながら使うことになるわ
右端の白金のボールペンタイプは、描くのは楽だけど、
色落ち・色写りする欠点有り。
中程(インクの写真はなし)は、描きやすいけどキラキラ度が薄くて・・・
と、まぁ三者三様。 今回は左のキラキラ採用に決定

また、パーチメントで色を付ける方法も

油性パステル・絵の具・カラーペンいろいろで、
写真の色付けは、紙裏から油性パステルを綿棒でぼかし塗りしたもの。
写真の左半分は、さっさっと薄く塗ったものだけど、
濃いめに塗り重ねても、紙裏からだからカラーペーパーのようにはいかない。
それと、エンボス加工する(擦る)と白くなって、色が見えなくなっちゃうの。

(写真の花弁の一部にお試し有り)
で、くっきりした赤色で、エンボス加工しても白くさせないために、
赤のトレーシングペーパーを使ってみた

花弁の先は、紙裏からエンボスして膨らみを持たせ、
花弁の裏側に当たるところは、紙表からエンボスして凹ませてみたわ。
これ、紙裏から見てみたら、モノトーン描きとでも言うのか

これはこれでカッコよくて

、
今度 こちら側を表とした作品作ってみたいなぁって思っちゃった

黒紙を当てないと濃淡が分かりにくいので、
黒と茶の油性パステルで陰影を追加。 それがこちら

これ、この後、花弁の周りをきっちりカット予定

そう、これは菊の1パーツとして使用予定なの。
他のパーツは、ピッタリ合うカラーペーパーがなかったため、
今度は絵の具

で塗りながら制作よ。
まだまだ、試行錯誤は続くかな。

さて、どんな作品が出来るかは、首を長~くしてお楽しみに~

No title