押し花アート作品展 -The MUSEUM 2016


先に、お知らせとして載せてた押し花アート作品展 -The MUSEUM

4月4日に搬入し、5日(火)~10日(日)の期間、
名古屋市博物館の3階・ギャラリーにて展示。





展示会場の様子(3室使用)




36額(デザイン面:36×23㎝)から72額(デザイン面:約60×41㎝)まで、
展示作品総数156点


ふしぎな花倶楽部の東海地方のインストラクター一同による押し花展で、
数年前から生徒も出展可能となり、
今年は、私も先生からの声が掛かって、初めて出させていただいたわ。



いきなり余談だけど、
搬入に当たって、郵送ではなく現地に持参したら(持参したのは15名ほどだけ)
額掛けのお手伝いをすることになり、
床からの高さを統一するのに、吊るしロープの長さ調節に一苦労

額って結構重いのよ
立つとしゃがむの繰り返しで、年末完治してた腰痛と膝痛が復活しそうだったわ。

次回の際は、郵送にするぞ~


話戻して、
私が出展した作品は、昨年秋に完成させた「花籠



左端が私の作品、右端の和モダンが私の担当講師の作品、共にドアップはこちら


このふしぎな花倶楽部の額装は、脱酸素剤と乾燥剤入りの真空パックで、
基本的に10年以上、自然の色のままを保つけれど、
明るい部屋での展示が続いたり、保管の仕方によっては、脱色が起こる。


私のその作品は、出来上がった直後、約1ヶ月郵便局などで展示してたせいか、
まだ半年足らずなのに、ビオラの黄色味が微妙に消えたような・・・

まぁ、作品的にはそう影響のない部分なので、問題ないけどねぇ。
(パーチメントのテーブルクロスの下に敷いた、右寄り部分)



さて、これだけの展示の中から、私の独断と偏見で、いくつかをご紹介





初めにお断りしておきます。


真正面から撮ると自分や周りの映りこみが激しいものは、
斜めから撮ってる場合があります。

そういったのは、PCに取り込んでから、画像加工ソフトで修正して、
あたかも正面から見たような長方形にして載せてます。

それ故、額縁の厚みの歪みや、作品の縦横の比率が違ってるかもしれません。


また、額の大きさの違いによる縮小率も統一してません。

さらに、ガラス面への映りこみのために、実物の色や柄が見難いのも有ります。


そう言った点をご了承のうえ、ご覧になってくださいませ。




ではまず、新しい技法として、インストラクター方が講習を受けたばかりという
背景に転写シートを使ったもの
(まだ詳しく知らず、私の想像で書いてるので、間違ってたらすみません~

プリント柄と押し花のコラボって感じかな。










最初の案内ハガキや私の講師作品でもある、墨とのコラボ作品




これ以後は作風いろいろ

まず、景色っぽいものから。 一気にどどーっと行きま~す













次に、ちょっと個性的なのを。

この和歌は、書道の特技を活かして直筆だそう




帯地とのコラボ作品




チューリップ
を使った作品2種
押した花弁に薄紙の裏打ちをしたものとしてないもの




             野菜も押し花材料

  まさにモダンアートね





以前ブロ友さんから教えてもらったのだけど、
パッチワークで「ウォーターカラーキルト」というのがあるそうで、
(詳しくはこちらを参照)
その押し絵版って感じかな。


手間も凄いけど、「モネの睡蓮」をこんな風に描く発想自体が凄いわ。




こちらは、韓国のパッチワーク・ポジャギを背景にしたもの。



押し花の原点に返るようなシンプル作品



         
題名が「幻想的に描くイングリッシュガーデン」ですって。
        

                  
本物の蔓で編んだ籠が凄い…



         こちらは、バルセロナの街並み


以上、今年の押し花アート作品展ーThe Museumより、
抜粋してお届けしました~

う~ん、私はまだまだだなぁ・・・

でも、来年も出してもらえるような作品を、頑張って作るぞ~




PS 只今、全公開で記事アップしてますが、後々ファン限定にさせていただきます。

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Comments 20

あきゃん

No title

押し花アートって凄いですね~。
こんなに色んな技法やコラボ的な物があるなんて初めて知りました
芸術ですね

また、色々 見せて下さい。

植木屋ばる

No title

前も同じようなコメントしたと思うけど、改めて、ホント押し花って 想像以上の芸術世界なのね~。
どれも 素晴らしい!
絵が描けない人には そもそも無理そうね。絵心のないバルには とてもとても・・・だわ~。並べて貼ってあるだけになっちゃいそう(笑)

dicila

No title

力作ばかりで、すごいです。モダンなタイプ、墨を使った技法も新しい感じが出てる気がします。野菜も見方を変えると楽しいですね。

samansa

No title

すごい!!

今、学校の中庭でシロツメクサがすごいことになっていて、
掃除分担の子たちが毎日刈っているのですが、
お花がかわいらしいでしょう?捨てるのがもったいなくて。

キレイに押し花にでもできればと思うのですが・・・。


いつもこういう作品を観て感激するのですが、
押し花で風景画とか。すごすぎます。

青々

No title

> あきゃんさま
昔は、100%押し花だけでってのがほとんどだったけど、
時代が変わって、プリント技術もかなり進んで、
もっと気楽に押し花を楽しもうってことで、
いろいろなものとのコラボが増えたわ。
平面であれば、何でも有りよ(笑) ナイス!ありがとう

青々

No title

> 植木屋ばるさま
これ、正確には「押し花絵」だそうだから、まさに「絵」だわよね。
発想とセンスが凄いなぁってのも多々。
でも、大丈夫! 絵心なくても、既存の絵や写真を下地や参考にすれば、
構図もバランスも壊れないから。
私の花籠作品も、実はブロ友さんの写真を参考にしてて、
籠なんて、その写真を拡大して形そっくり真似たのよ(笑)

青々

No title

> dicilaさま
最近は、押し花絵だから花や木だけで作らなきゃって概念がなくなって、
平面なものなら何でも有りになってきた感じ。多様化かなぁ。
野菜の断面も面白いけど、葉脈を山脈に利用するのは目から鱗的でしょ♪

日向人

No title

押し花もこれまでのような通り一遍でなくいろいろな物と
組み合わせることでバリエーションも広がり
まったく違ったものに見えるわ!考える方も凄いな~
発想って大事よね。

青々

No title

> samansaさま
シロツメグサ、そのまま押すと厚みがあって乾きにくいから、
裏側半分取り除いちゃうといいかもね。
葉と合わせて色画用紙に載せ、ラミネート加工すると、栞の出来上がり~
手芸店で売ってるドライフラワー用のシリカゲル(粒子が細かいの)に
丸ごと浸けておくと、綺麗な色形のまま乾燥するわよ。
それを100均のリースに貼りつければ、立派でかわいいリースよ♪
いかが~?

青々

No title

> 日向人さま
押し花も昔ながらの在り来たりじゃ、押し花人口減るばかりだからか、
本部がいろいろ考えてるみたい。
押した花が少なくても見栄えして、初心者でも気楽に作品が出来るよう、
教材でも花以外の副素材が増えたわ。
でも私は、次の作品も押したもので全面埋めるぞと意気込んで、
時代と逆行してるわ~(笑)

める

No title

ウェ~~ン すごく行きたかったのにこの時体調崩して寝込んでいたのよ・・・

その後復活して稲沢のパーチメントは母と行って見てきましたよ~
青々さんの作品が際立って素敵だったわ♪もうまじまじと見てきたわ(笑)

ヒロゴン

No title

どれも素晴らしいですえぇ~
上段の作品は、作者が若い感じがしますね♬個人的には7番目がいいかなぁ~
中段は、蝶が入っているチューリップの奴が好きです♫
いつの間にか、青々さんも出展しているんですね!
当然と言えば、当然ですけど♫
今度、押し花で、金魚とかメダカを作ってください!
睡蓮の花も押し花しないといけませんね…
自分で作ってみたくなりましたが、無理です…
期待してます(笑)

kuma

No title

たくさんの作品ゆっくりみせていただきました。
押し花と言っても本当に色々ありますね。
葉脈を山脈にしていたのには私も驚きましたよ。
どれも本当に細かいものばかり感心の一言です。
私もいくつか写真を撮ったのですが
蛍光灯が写ってしまっていたり自分の影が映っていたりで
うまく撮れなかったです。
青々さんとってもキレイに撮れてますね(^^)

青々

No title

> めるさま
あら~ それは残念な。
でも、パーチメントの方は、稲沢までありがとう!
押し花に興味ある人にとっては、この作品展は足を運ぶ価値あるかな。
私自身の作品は、パーチメントの作品展にも出してたので、
着付の知人たちは、ここはパスして稲沢で見てたわ(笑)

青々

No title

> ヒロゴンさま
私の出展は、これがお初よ~(笑)
私はインストラクターの資格取ってなくて、あくまで生徒ですから~
まぁ、展示されてた作品の中には、これで講師?ってのもあったけどねぇ(笑)
上段の、若いとおっしゃるけど、大半のインストラクターがオバサマ以上よ。
そう言えば、金魚やメダカなど魚類を押し花で作った作品って、
ほとんど見たことないかも。 期待はしないで~(笑)

青々

No title

> kumaさま
足を運んでくださって、改めてありがとう。
何年か前に「白菜を使った雪山」のインストラクターむけ講習があったようで
私も最初にその作品を見た時は、へぇ~って見入っちゃった。
額物の作品撮影するのって、ほんと苦労するよね。
反射防止ガラスを使った額や白っぽい背景のものはいいけど、
普通のガラスで濃色のだとほんと悲惨。
私は、ちょっと離れて望遠で撮ったり、斜めや上気味から撮ったりしてる。
後ろにあまり人がいない時を狙ったりもしてるよ~

*けい*

No title

おはようございます
力作揃いで圧倒されますね
青々さんの作品が好きだわぁ~^^
墨とのコラボも素敵ですし、シンプルなのも良いですね
ほんとに近かったら実際に見てみたいです

mokkoubara

No title

お手伝いお疲れさまでした。腰や膝は大丈夫ですか?
パーチメントとのコラボは青々さんだけなのかな。
レースと花かごがマッチして、やはりいいなあと思います。
会場も広くて、点数もすごいですね。
いろんな技法で、こんなにバリエーションがあるなんて驚きました。
風景画の遠近も素晴らしいなあ。
原点に返ったという作品も好きです。
どの作品も、作り手の表現するという意気込みが感じられますね♪

青々

No title

> *けい*さま
ほんとお近くだったら見に来て~って言うのにね、残念。
花籠ってのは、押し花としては王道って言えば王道なんだけど、
中央に籠置いて左右対称ではありきたりなので、一捻り。
それとナチュラル感にこだわってみたわ。
好きと言ってもらえて嬉しいなぁ。 ナイス!ありがとう

青々

No title

> mokkoubaraさま
腰と膝、ご心配いただきありがとう。 今のところセーフ。
ただ、何かまだ爆弾抱えてるような、一歩無理したら痛みが来そうな感じ。
油断大敵、要注意ね。
パーチメントとのコラボは私のオリジナル♪ 会場で唯一よ~
白浮きしちゃうかと心配したけど、何とか納まったわ。
原点っぽいシンプル作品、結構皆さんお気に入りのようね。
私の担当講師が、この作品展はプレッシャーだと言ってた。
意気込みとインストラクターとしてのプライドが、火花散ってそうよ(笑)