京都・伏見稲荷大社


9月30日に出かけた京都日帰りドライブの旅の午後編
何とか無事たどり着いた「伏見稲荷大社」のお話を。


伏見稲荷大社は、全国に3万社とある稲荷神社、通称「お稲荷さん」の総本宮

711年に稲荷山に鎮座してから、五穀豊穣・商売繁盛を願い、
今やは安産・病気平癒、ご利益何でも。


朱色の鳥居がずら~っと並ぶ「千本鳥居」が有名で、
ここ3年連続、外国人が日本で行きたい場所の№1だそうよ。


実際、日本人より多いんじゃないかってぐらいの外国人がいたわ。


私、ここには過去に2回ほど来てるけど、

30年ほど前最初に来た時は、途中下車の寄り道で、
「狐煎餅」を買うことしか頭になくて、参拝した記憶がなく・・・

10年ほど前の2度目は、初詣の日帰りバスツアーで、
すっごい人混みに、ただ参拝して時間内にバスに戻るのがやっとだった。


それ故、千本鳥居は一度も見てないのよ~




最寄駅であるJR「稲荷駅」の正面から伸びるのが表参道
もう1つの最寄り駅・京阪電鉄の「伏見稲荷駅」に続くのが裏参道だそう。

この表参道にはお店が1つもなく整然としてて、
裏参道は、商店街や露店が並ぶわ。


ちなみには、参集殿前のを利用で、表参道に並列(無料)



その表参道の入り口・第一鳥居




お稲荷さんと言えば、狐

稲荷神の眷属(けんぞく)が白狐(びゃっこ)で、境内の至る所に。

口には、稲穂・鍵・巻物・玉のどれかを咥えてて、
尾の先には、火炎宝珠が乗ってるのが多いかな。

この後度々登場するので、よく見てみて



表参道は一直線で、第一鳥居・第二鳥居・楼門へと続くわ。




この楼門は、
1589年(天正17年)、豊臣秀吉が母の大政所の病気平癒を祈願し、
それが成就した寄進で建てられたもので、
神社の楼門の中で最も大きい部類に属すそう。


この楼門の前の狛狐は、左のが鍵を右のが玉を咥えてる。
花火の掛け声「玉屋~ 鍵屋~」はこれに由来してるそうよ。


この狐さまの形相はちょっと怖い…





楼門の足の左右には、寺院の仁王像に代わって、随身姿の左大臣と右大臣
お雛さまの段飾りと同じよね。

これよく見ると、仁王に倣ってか、阿吽で左大臣の口が開いてるの。

で、敷物が豹皮と虎皮に描き分けられてるのだけど、これ何か意味あるのかな





この楼門をくぐると、目の前に外拝殿、その奥に内拝殿と続く本殿




この本殿は「稲荷造り」と言われ、屋根の前庇が長~くのびてるの


昔、本殿は稲荷山の中腹に建てられたそうだけど、応仁の乱で焼失し、
その後1499年に現在の場所(稲荷山山麓)に建て替えられ、今に至るそうよ。


ところで、
祭壇やご神体は一般的に撮影はダメで、
この本殿の柵にも撮影禁止のマークが貼られてたのだけど、
皆それにお構いなく、その場所で堂々と祭壇を撮ってるのよねぇ。

どこまでが撮影禁止なのかは定かでないけど、
流石にその場所ではと思って、
とりあえずいくらか離れて建物全体を撮ってみたわ



ここで、境内の案内図

看板を撮影したものに、主要建物名だけ読めるよう追加修正したもの





本殿の左手後ろの鳥居

ここから木々が鬱蒼と茂り、稲荷山に入っていくって感じ。


この鳥居の前の狛狐が咥えてるのは、巻物
この巻物は、の柄の部分から変形したものでは…とも言われてるとか。




境内にはいくつもの狛狐があるのだけど、
作られた年もさまざまで、狐の形態・形相もさまざま

右上のなんて首が太くそれほど釣り目でないから、尻尾除けば犬だよねぇ
こんなこと言ったら、白狐に失礼で祟られるかしら



さて、いよいよ千本鳥居なんだけど、
説明が長くなっちゃったので、ここで一旦一休み

次の記事に続きま~す。
 
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Comments 10

dicila

No title

すごく細かな説明で、3年前に行った時のこと、思い出しながら拝見しました。この後も楽しみです。

*けい*

No title

おはようございます
どこも外国人が多いですよね~まして№1ならなおさらですね
千本鳥居も楽しみです~^^

日向人

No title

堂々たる楼門の美しさ時の権力を握る者ならではの創建物ですね。
広大な土地にこれだけの神社は今の時代では出来ないですよね。
狛犬さんも時代によって違うのかな?面白かったです☆

阿維

No title

こんばんは!

詳しい説明で思い出しながら拝読しました。
千本鳥居が外国の方に人気なんでしょうね~
楼門の豪華さ、流石時の権力者、秀吉さまですね。

青々

No title

> dicilaさま
行かれてたのね。 さすが歴女、あちこち行かれてて詳しそう。
平日の昼間にもかかわらず、レンタル着物着た若い女性と外国人だらけで、
その意味でも何か凄い異空間って感じだったわ。

青々

No title

> *けい*さま
中○人が多いのは、今の日本どこででもになってきたけど、
ここは、欧米人の団体ツアーご一行さまも。
外国人含めて若い女性の多数が、単の浴衣のようなレンタル着物着て歩いてた
千本鳥居は独特の雰囲気があっていいけど、稲荷山は広過ぎ…
ナイス!ありがとう

青々

No title

> 日向人さま
楼門はさすが秀吉天下人って感じだったけど、ここはこの朱塗りの建物群より
この後ろにそびえる稲荷山全部が神域で、昔ながらの小さな社と
奉納の鳥居とお塚がそこら中にあるって言う方が、
信仰心の強さを物語ってて凄かったよ~
狐、私見損ねたけど、2匹の合体狐や口から水を出すお手水狐ってのも
境内にあるそうで、年代も様々みたい。
ナイス!ありがとう

青々

No title

> 阿維さま
お稲荷さんというと、ここに限らず鳥居が並ぶ風景だけど、
山の上まで続くってのは格別で、上の方に行くと人気も少なくて、
エキゾチックな神秘的な空間ってのに、外国人は特に魅かれるみたいね。
私も途中で断念したんだけど、一ノ峰まで行ってみたいわ~
ナイス!ありがとう

植木屋ばる

No title

お狐様も いろいろ個性があるのね~。柴犬(^^;)バルもそう思った(笑)
何かくわえてるなんて 知らなかったなぁ。

うちの高校、修学旅行がなかったから(先輩の不祥事で(^^;))奈良京都の神社仏閣の類いは、いまだどこにも行ったことがないの。
いつか、京都競馬場参戦を兼ねて(笑) 数日のんびり回ってみたいものだわ~。

青々

No title

> 植木屋ばるさま
柴犬に見えるよねぇ~(笑)
狛犬の阿吽に倣って、玉咥えたのが口を開けてて、鍵咥えたのが口閉じてるの。
修学旅行それは悲惨な。
私の高校は、毎年恒例広島・萩津和野だったのに、
国鉄が値上げしたもんだから岡山までにカットされちゃったわ
京都競馬を忘れないところがばるさんらしい!(笑)