京都・伏見稲荷大社 千本鳥居


今週に入って一気に気温が下がって涼しいこと


でも、一昨日は光サンサンで眩しく、室内や車内は気温上昇

考えてみたら、今年は曇りが多かったし、今は陽が傾いて差し込む量が増え、
尚更そう感じたのかも。

袷(総裏付き)の着物着て、室内で動くと汗が噴き出すし、
生徒さんは、初めての二重太鼓の自装(自分の背中に結ぶこと)に格闘して
彼女らも「暑~い」って。
で、エアコンは真夏と同じく22℃設定の強風よ。。。



さて、話は前記事の続きで、伏見稲荷大社千本鳥居をご紹介


まずは、千本鳥居手前に立っていた看板の境内案内図
右下をクリックして、大きな画像でどうぞ。




前記事に載せたのより、稲荷山全体の案内が描かれてて、
伏見稲荷大社の規模の大きさが分かるわね。

稲荷山全部が神域なの。




まずはその入り口、直径が30㎝以上ある巨大な鳥居が連なってた。




これを暫く進むと、千本鳥居の写真で最も有名な二股に分かれたとこ。
ここからは一方通行で、右側が上り左側が下りとなってる。


その表示の横断幕がちょ~っと雰囲気壊してる気がするけど…

おまけに、この時「工事中」の立て看板

平日にもかかわらず、人は引っ切り無しに通るし…で、
2本並列の鳥居はとてもじゃないけど撮れなかった。

仕方なく、片方ずつ撮影
左側が唯一人気が途切れたチャンスにパチリ








この並列を通り抜けた先には、奥社奉拝所
それほど広くないところに、もう人だらけ

ここでUターンする人もいるけど、せめて四ツ辻まではと思って先を急いだら、
おもかる石」忘れちゃったぁ~


おもかる石は、
願い事をした後、灯篭の頭の石を持って、
思ってたよりそれが軽かったら叶う、重かったら難しいというもの。








「千本鳥居」は、並列のところを特に言うみたいだけど、
山の頂上・一ノ峰まで延々と鳥居は続いてるわ。



「千本」と名は付いてるけど、実際は1万基以上で、
古くて朽ちたのは順次取り除かれ、
その隙間を埋めるように日々新しい奉納の鳥居が立つのだそう。


検索したある文には、「1日に3基くらいずつ立つ」と書かれてて、
私が行ったときも、ちょうど新しく立ててるのに出くわしたわ。

(折角のチャンスに、撮影はと作業のお兄さんに止められて、残念~



「願いが通る・もしくは通った」ということから、鳥居を奉納するのだとか。

鳥居の裏側には奉納者の住所名前が書かれてて、
稲荷らしく商売繁盛を願って、会社・店系がやはり圧倒的に多かったかな。


そのお値段の看板がし~っかりと立ってた

(5号ってのは、幹が直径15㎝の鳥居だそう。 鉢と同じね)




三ツ辻を過ぎると、坂道の勾配が増して来て、
途中、脇にいくつもの小さなお社




ここ稲荷大社というか稲荷山は、24時間出入り自由で、
日没後は灯籠が灯って、本殿や奥社ぐらいまでは、幽玄な感じなんだろうけど、
この辺りになると、真っ暗でさぞかし不気味なんだだろうなぁ。



熊鷹社とその目の前に広がる新池




この新池は「こだまヶ池」とも言われてて、
手を叩いてこだまが反ってきた方向から、行方知れずの人の手がかりがつかめる
と言われてるそうな。




ここを過ぎて、四ツ辻を目指したんだけど、時間が押してて断念
途中でUターンして戻ったわ。


何しろ、ここに来るのに道にドジって遅くなったし、
この日、日没頃から京都も名古屋も雨予報で、帰り道も気になったのでねぇ


もっとも、頂上のお社まで全部周ると、4㎞程あり、
健脚速足で2時間強、ゆっくりじっくり周ると3時間以上掛かるそうで、
日頃から体力がなく膝も悪い私と、年老いた母では、到底無理


でも、四ツ辻まで行くと、お店もいくつかあり、
京都市街地が一望出来るとのことだったので、と~っても残念だったわ。



ところで、余談その1

鳥居の奉納は、先ほどの一覧表のような高額なものばかりでなく、
高さ20㎝ぐらいので3000円ぐらいからあるみたいね。
(通れる鳥居ではないけど)

更に、願掛けとしてもっと小さな鳥居もあって、
絵馬代わりに、こちらは800円だったかな




こちらは奥社で、
 白狐のシンプル顔の絵馬に、好きなように描き足すというもの。

狐目(釣り目)を現したはずの線が眉毛にされちゃってるよ~



余談その2

この伏見稲荷大社、平日の昼間にもかかわらず、外国人含めた若い女性が多く、
その子らみんなレンタル着物
着て歩いてるの。

まだ暑さ残る9月末だったせいか、
浴衣に近いようなポリエステルの単の着物に半幅帯姿

でも、一様衿だけは、見せかけの半襟を重ねてたわ。
たぶん、着物試着時に使う「作り衿」か肌襦袢に付けた見せかけ衿だと思うけど。
(袖は長襦袢なしだったから)

半幅帯も変わり結びが多くて、衣紋(えもん)もちゃんと抜けてて、
へぇ~って感心したけど、
カップルでいる男性の着物姿は、どの人も崩れ気味だったわね。



トイレに入ってて、隣りから聞こえてきた女の子の言葉
「着物でどうしたらいいのかわからないし、崩れたら困るから、私我慢する~
に吹き出しちゃった。

「直してあげるから」と飛び出していってあげるべきだったかな



京都日帰りドライブのお話、
長々と最後までお付き合いいただき、どうもありがとう

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Comments 14

dicila

No title

他人の会話が聞こえて、思わず返したくなる時があります。わたしの場合、お花屋さんで。時々、店員に間違えられるけど・時々、きちんと答えたりして(笑)

青々

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> dicilaさま
お花のプロ、やはり黙ってはいられない?(笑)
お節介オバサンに思われるか躊躇われて、出て行き損ねちゃった。
仕事がら、横目でチラッと見つつ、着物と着付のチェックはしっかりしてるのにねぇ(笑)

qwe991027

No title

こんばんは、私も2年前に、ここを見学してきました。
今週の水曜日に京都御所に行った記事をアップしておきましたので
よかったら閲覧して下さいませ。

日向人

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聞いたことはあるけどまさかこれほど鳥居が連なっているとは
寄付で賄えるから鳥居は安泰ね(笑)
着物の着付けはちょっと覚えがある私でも気になって見てしまうわ!

*けい*

No title

おはようございます
壮観ですね~一度は観てみたいです

着付けを直したくなる気持ちわかる気がします^^

samansa

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どこかのガイドブック調べによれば、
京都を訪れる外国人観光客の人気ナンバーワンスポットが
この伏見稲荷の千本鳥居だとか。

この雰囲気、たしかに欧米にはありませんよね。

日本人の私も、伏見稲荷にはまだ行ったことがありません。

幻想的ですね~。
何かのタイミングで、異界とつながってしまいそうな
錯覚に陥ります。

青々

No title

> qwe991027さま
さすが、ここも行ってみえるのね。
私ももう一度再チャレンジして、一ノ峰まで登ってみたいわ。

青々

No title

> 日向人さま
最近何度かTVでここの特集を放送してて、
ここ予想外に広いというか奥が深いなぁと、私も初めて知ったわ。
朱塗りの鳥居、ほんと山頂までず~っと連なってるの。
鳥居の奉納された年月日見てると、平成がほとんどで、
いつの世になっても「神頼み」の風習は変わらないってことね。
着付教室の生徒さんもねぇ、初めは着物自体に目が行ってたのが、
着れるようになると、着付けに目が行くって話してた(笑)
ナイス!ありがとう

青々

No title

> *けい*さま
全国どこのお稲荷さんにも、朱塗りの鳥居は列をなしてるけど、
ここまで連なってるところはないでしょうね。 圧巻よ。
ふふふ、けいさんも着付直したくなる?
世話焼きオバサンするかどうか、その一歩が迷うわぁ(笑)
ナイス!ありがとう

青々

No title

> samansaさま
ここ、外国人に人気№1、今年で3年連続ですってよ。
表参道には、それを書いたのぼりが、何本も立ってた。
で、ここの神職さんも境内にあるお店も、今は外国人対策に必死で、
四か国表示が増え、露店のお兄さんも片言英語で対応してたわ。
四ツ辻までは人も多くて、幽玄な世界にはなかなか浸れないけど、
山頂のほうになると人影もまばらで、雰囲気大だとか。
夜になったら、ことさら妖の世界と繋がりそう(笑)

植木屋ばる

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ええぇ~! 鳥居って そんなにあるんだ~!
写真とかテレビで見たことはあるけど、まさか そんな何キロも続いてるなんて思ってもなかったわ~。
ミニチュアの鳥居も奉納できるのは、個人には嬉しいことかもね。
それにしても絵馬の狐、みんな つい目を入れちゃうのね。みんな、一気に狐顔じゃなくなってる(笑)

青々

No title

> 植木屋ばるさま
この鳥居、くぐり始めて最初のうちは感動もんでも、
そのうち坂道がしんどくなってきて、汗たらたら、
もう足元しか見てなくて、ゴールはどこ?って感じよ(笑)
狐の絵馬、本当は裏側に願い事を書くだけのものだろうけど、
掛かってるのが全部こうだから、顔を描き足さなければいけないものと
思い込んでるのかもね。

Garden

No title

京都は魅力的な被写体ばかりですが
人が多いから 撮るのがたいへん!
人のいない鳥居 良く撮れましたね。
暑い中 お疲れさまでした。

涼しくなってからは
是非 着物姿で。
外国人の方の 人気者になること間違いなしです。

青々

No title

> Gardenさま
写真の人のいない鳥居は、奥社から戻る一方通行下りの道で、
奥社より先に進んだ参拝者は大抵別のルートで戻るので、
ここを通る人は少なく、一番シャッターチャンスの場所なのかも。
稲荷大社は異常なほどレンタル着物着て歩いてる女性が多く、
残念ながら、私が着物着てても絶対目立たないわ(笑)