赤目四十八滝


我が名古屋地方もこの1週間で、ぐっと紅葉・黄葉が進んで、
街中走ってても、街路樹の彩り
が綺麗だわ~



先日の日曜13日に、
紅葉というか秋を求めて、三重・奈良方面のバスツア―に参加



まず向かったのは、三重県の赤目四十八滝


赤目四十八滝は、名張市を流れる滝川の上流渓谷の一連の滝の総称。

およそ4㎞の道のりに、大小さまざまな滝が21ヶ所もあり、
桜・新緑・紅葉・瀑氷と四季折々の豊かな表情を見せてくれる。


ちなみに、四十八滝というのは、実際に48の滝があるというのではなく、
「多くの滝」という意味みたい。

仏教において「阿弥陀如来が立てた48願」に因んだという説もあるわ。





これは、バスの駐車場
近くで、真っ赤に色付いてたモミジ


私が出かけた前日辺りから、ちょうど紅葉
も見頃となり、
この日は、お天気
にも恵まれて、絶好の行楽日和


先に書いたように、この渓谷は片道約4㎞

日本サンショウウオセンターを渓谷の出入口とし、
そこから上流に登っていく形で、渓流に沿って遊歩道が設けられてるわ。

「日本の滝100選」「森林浴の森100選」「游歩100選」「平成の名水100選」
に選ばれてるそうよ。


ただ、この全行程往復となると、3~3時間半は掛かるそうで、
時間の都合と体力・健脚度によって、途中で引き返すことになるかな。


出入口から順を追って、写真でご紹介





正直言って、
これも滝
 これで落差5mもあるの
って言うような小さなのもいくつか。


この日は雨が降ってから何日か過ぎてて、水量が一番少ない日だったかもしれない。

画像検索すると、どの滝ももう少し迫力あるわ


右上写真の霊蛇滝の右手側の階段を上って、不動橋に出る手前に、
赤い目をした牛の像
(写真分かりにくてごめんなさい)


この地は、古より山岳信仰の聖地で、
修験道の開祖である役の行者(役の小角ーえんのおづぬ)が、
滝に向かって行を修めてると、赤目の牛に乗った不動明王が現れた
という言い伝えから、この地が「赤目」と呼ばれ、
不動滝」の名も付いたそうな。


この不動滝は、「赤目五瀑」の1つであり、
入口から約230m、最初の滝らしい滝かもね。





明治の中頃までは、この滝より先は原生林に覆われ入れず、
「滝参り」というと、この不動滝へ参ることだったとか。


この不動滝を上から眺めると
 
この滝へつながる渓流が見えるかな
 遠くに人影も。




滝の周りは、所々黄色く色付いた木が見られる程度だけど、
目線を上に向けると、オレンジ~黄~緑のグラデーションが綺麗なこと









水も凄く澄んでて、川底が綺麗に透けて見えてた


先にも記したけど、
この日水量が少なかったせいか、水が絶え間なく流れてるのだけど静か
渓流のところは、せせらぎの音が気持ちよかったわ~



目線を更に上にあげると、山はとてもカラフルだった

ただ、
手前の木々が影で暗く、山は光サンサンを撮ると、
コントラストが激しすぎて、山が白く写っちゃって・・・

PCに写真取り入れてから幾分修正したけど、鮮明さに欠けるわね。








渓流の所々には、この水量ではどう流されてきたのか想像がつかない巨石が

畳み8畳もの広さを持つことから「八畳岩」と名付けられてた。

この先には、も~っと広い一枚岩の場所があって、「百畳岩」と。
残念ながら、そこまでは見に行けなかったけどね。




このゴロゴロ岩の渓流を抜けた先に、静かな滝壺が広がる「千手滝

これが赤目五瀑のうちの2つめ

この滝の目の前に、休憩所の茶屋もあったわ。







 この滝の右手に、さらに上流へ
 向かう遊歩道があり、
 その上手に
 しめ縄のかかった洞窟が。

 「護摩の窟」と言うそうで、
 昔、弘法大師が護摩の修行をした
 場所だそう。


 そして、この先へ進むと、
 赤目五瀑の3つめ、細く繊細な
 「布曳滝(ぬのびきだき)」が
 あるのだけど、
 残念ながら、
 ここで引き返しちゃった

 
 後で調べたら、布曳滝まで
 わずか100m・徒歩3分の距離
 見てくるんだった~~~
 

実は、ここのフリータイムは2時間半あったの。


膝に不安の有る私
と年老いた母
では、無理せず1㎞ぐらいで折り返し、
麓のお店巡りをのんびりしようと、時間配分してたんだけど、
いざ本番で予定よりズレてくると、もう頭が吹っ飛んじゃって。

おまけに、母は何を勘違いしたのか、集合時間1時間早く思い込んで、
速足で戻り始めるし~


おかげで、バスに戻って時間持て余して…二人しておバカだわね。



でも、これだけは食べたいと思ってたのは、ゆとりでゲット


まず1つめのここの名物「伊賀牛・牛汁」

お店によって多少違うのだけど、
基本は、醤油ベースの汁に、伊賀牛と葱が入ってる汁物


温まって美味しかったよ~




そしてもう1つは「へこきまんじゅう

パッと見、たい焼きや大判焼きに似た感じなんだけど、
皮が、さつま芋と小麦粉・砂糖・シナモンを混ぜたもので、
スイートポテトに似た感じかな。

名前の「へこき」は、さつま芋ならではの命名。


また、ここは伊賀の里も近く、忍者の修験道の場でもあったそうだから、
「笑う門には福来る」の忍者福笑門の形をしてるのだそう。

いろ~んな餡のバリエーションがあって、迷ったわぁ~


これは、渓谷の入り口近くのお店のオリジナル饅頭で、
普段はおばあちゃん
一人で焼いてるそうだけど、
この紅葉シーズン繁盛期、若い助っ人が忙しく手伝ってたわ。

芋と栗に目がない私、滅茶美味しかった~



この赤目四十八滝を散策した後、ツアーバス
は、
香落渓(かおちだに)から、ススキ野の曽爾高原(そにこうげん)へと
向かったのでした~                    
                               つづく


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Comments 12

samansa

No title

こちら、一度も行ったことないんですよね~。

滝好きの私としては、いつか必ず行きたい所。
足腰が元気なうちに行かなくちゃ。

紅葉のグラデーションが本当にきれいです(^_^)

*けい*

No title

おはようございます
最初のモミジ、美しいですね~!

滝巡りというと凄く歩くイメージですけど
そんなに歩かなくてもたくさんの滝を見られるんですね
名物も美味しそうですね~ネーミングはどうなの~って感じ(笑)

つづきは光るススキの草原かしら、楽しみです^^

日向人

No title

赤目四十八滝の響きが何とも懐かしい~!
大阪に居た時二十歳位の頃職場の仲間と行きました。
季節は覚えていませんが小さな滝がたくさん
あったのを覚えています。
綺麗な紅葉が見れて良かったですね。
あの頃このホニャララまんじゅうは無かったでしょうね。
ちょっと可哀そうな手が出にくい名前ね。

dicila

No title

秋の紅葉と食欲を満喫してきましたね。
わたしは、ガーデンの落ち葉拾いで我慢です(笑)

青々

No title

> samansaさま
滝お好きなんだぁ。
私も実は今回が初めてだったのだけど、もっと時間にゆとりをもって来て、
最後まで周ってみたいと思ったわ。
遊歩道がきちんと整備されてるけど、滝の高さ分階段や坂道を上ることに
なるので、やはり足腰が丈夫なうちにって思うわね。
入口前の各お店で、散策用のお弁当も売られてるわ。
最近はパワースポットとして人気だそうよ。

青々

No title

> *けい*さま
私も母もハイキングとか登山は不得手で、滝巡りなんて無理と思ってたけど、
川に沿って遊歩道がしっかり整備されてて、途中階段とかはあるけど、
坂道はきつくなく、山登りよりずっと楽かな。
もっとも、私が回ったのは「ゆっくり散策コース」と言われてる箇所で、
この先後半は「渓谷トレッキングコース」と言われ、少々しんどいみたい
一面のすすき野原は…ふふ、お楽しみに。 ナイス!ありがとう

青々

No title

> 日向人さま
行かれたことあるんだ!
私、ここの名前はよく聞いてたけど、行ったのは今回が初めて。
今は、パワースポットとして人気があるそうよ。
このおまんじゅうのお店は、おじいとおばあの店で新しいお店ではないけど、
日向人さんが行かれた時はまだなかったかもね。
今ではネット通販や出張販売まであるそうで、この日も行列が出来る人気よ
名前は笑いを誘うためのものみたい。
ナイス!ありがとう

青々

No title

> dicilaさま
実は、ここよりこの後行ったすすき野原の曽爾高原の方が目的で、
ここはツアー状ついでに行ったようなものなんだけど、
ちょうど紅葉が間に合って、いい散策になったわ。
ははは、落ち葉拾い~ それも秋だよね。それで焼き芋は出来ない?

植木屋ばる

No title

素晴らしい風景~! 空の青さに紅葉が映えて 写真見てるだけでも 十分堪能できたわ♪(^^)
たまには こういう場所で心身ともにリフレッシュしてみたいなぁ。
ちなみに、バルは高いとこは平気だけど、海とか水の深さを想像すると脚がすくむの。滝壺の深さ20mとか、やめて~~~っ(笑)
へこきまんじゅう、美味しそう! 全部食べてみたくなるね(^^)

青々

No title

> 植木屋ばるさま
水の深さにダメって、水底に沈んでいくようなことを想像しちゃうからかしら。
では、岸壁や船のデッキから海を眺めるのって苦手?
ところで、ここの滝、目の前で見てるとかなり小さく見えてね、
説明に書いてある落差や滝壺の深さ、本当にあるのかな?って思えた。
へこきまんじゅう、チーズ入りも食べてみたかった~
シナモンが効いてて、餡子とよりリンゴとの方が美味しく思えたわ。

植木屋ばる

No title

海は 風景として遠くを見やるのはいいんだけど、フェリーのデッキなんて とんでもないわ~(笑)
イルカとか出ると見に出たりもするけど、遠巻きよ(^^;)
だったら 断崖絶壁の上の方が まだましだわ~♪

青々

No title

> 植木屋ばるさま
あちゃ~デッキダメなんだ。
私大好きで、接岸の時なんて身を乗り出して真下をずっと眺めてるし、
春の船旅の時なんて、沖合で揺れる船から船へと手すりもない所渡ったものね。
流石に、真っ暗の夜にデッキで眺めてた時は、
夜の海に落ちたら…と思うとちょっと怖かったけど(笑)
断崖絶壁の方が、怖くて寄れない!